手野小学校の閉校以来、校舎の放送機器等が使用できない状態が続いていたため、運動会や夏まつりなどをはじめとする振興会のイベントについては、他の振興会や民間事業者から放送機器をレンタルするなどして、対応してきました。

 このような状況を解決するため、手野まちづくり振興会では、一般財団法人自治総合センターの事業で、宝くじの社会貢献広報事業である「コミュニティ助成事業」を活用し、放送設備一式、発電機、テント2張を購入しました。

 今回の備品購入により、事業を実施するにあたってレンタル先との日程調整が必要なくなったことで、場所や時間の制約を受けることなく事業を実施することができるようになりました。


29.7.6コミュニティ助成備品



 本格的な台風シーズンを前に、手野地域の行政区長、民生委員、自治会長、消防団等で組織する「手野地区自主防災会議」を、7月3日に開催しました。

 会議では、天草市が定める地域防災計画の内容や災害時に設置する避難所、避難勧告等の発令基準等について確認するとともに、手野地区自主防災会の活動計画について協議しました。

 協議の結果、平成29年度における手野地区自主防災会の活動は以下のとおりとなりました。住民皆さんのご協力をお願いします。


(1)天草市一斉避難訓練への参加(各支部による独自訓練の実施)

(2)各支部独自の防災訓練(消火訓練等)の実施

(3)防災士による講習会の開催(天草市社協五和支所との共催)

(4)家庭用火災報知器・消火器設置に関するアンケートの実施

(5)地域防災マップの確認・修正と各支部への配布


29.7.3自主防災会議

 地域環境美化を目的に、地域ぐるみで一斉に清掃活動を行う「手野地区青少年一日一汗運動」を、6月4日(日)(山浦地区は6月11日)に行いました。

 活動には早朝から多くの方々の参加があり、内野川の護岸や自治公民館、地域の主要道路などの除草作業や小中学生によるゴミ拾いなど、手野地域総出の活動となりました。

 地域ごとに活動の範囲や内容にばらつきはあったものの、約3時間程度の活動によって、芹生の郷の美しい景観がよみがえりました。

 たくさんの方のご協力、ありがとうございました。


H29一日一汗運動  H29一日一汗運動2

H29ヒメイワダレソウ植栽状況


 手野まちづくり振興会では、4kmにわたり植栽されたつつじをはじめ、開花前の除草作業や一日一汗運動、秋の清掃活動など年3回程度の除草作業により、内野川堤防の景観維持に努めていますが、地域の過疎化や高齢化、作業の危険性・負担感等を考慮すると、作業協力者の確保が将来にわたって課題となってくると思われます。


 振興会ではこのような課題解決を目指し、つつじの間隙のグランドカバーとしての効果を実証するため、繁殖力が強く他の雑草の繁殖を抑制する効果があるとされる「ヒメイワダレソウ」を2200本、手野コミセン裏の土手・河川堤防と、寺中付近の堤防に植栽しました。

H29ヒメイワダレソウ(コミセン裏) H29ヒメイワダレソウ(寺中)


この取り組みでは、熊本県の「民間緑化活動支援事業補助金」を活用して苗を購入し、志田の原自治会の皆さんのご協力を得て、6月4日の一日一汗運動後に植え付け作業を行いました。植栽後は、根付くまでの間の適度な水やりを行っていますが、この植物が雑草対策として効果が高いことが証明されれば、植栽面積を拡大していくこととしています。


  内野川の両岸約4kmにわたって植栽されているツツジは、昭和60年の植栽開始以来、手野地域のシンボルとして多くの住民の手によって管理されてきました。その結果、春には満開の花が地域住民をはじめ、県道を通行するドライバーの心を癒す存在となり、今では地区外の人々にも「手野の春の風物詩」としての認知度が高まっています。

 手野まちづくり振興会では、他地域住民との交流機会の拡大と地域資源の更なる磨き上げを目指すとともに、昨今の健康志向の高まりとウォーキング人口の増加を背景に、このつつじをはじめとした手野の農村風景を眺めながら歩く、「第1回芹生の郷つつじウォーク」を4月16日(日)に開催しました。

 大会では旧手野小学校をスタート・ゴールに、下方までを往復するショートコース(約6km)、下方~城河原小学校を往復するロングコース(約12km)の2つのコースを設定。町内外から参加された266名が、のどかな農村風景と心地よい春の風を感じながら、自分の体力に合わせたコースを歩きました。

つつじウォーク


 コースの途中に設置した3か所の休憩ポイントでは、当日朝から下方のハウスで収穫された新鮮なイチゴや、出荷の最盛期を迎えた天草晩柑などが振る舞われましたが、これらの品には人気が集中し、すべての休憩ポイントでも瞬く間になくなっていました。

H29つつじウォーク(休憩ポイント) H29つつじウォーク(芝桜)


 また、今回の大会では城河原地域づくり振興会の協力のもと、同日に「芝桜鑑賞会」を開催していただいたことで、コース上の見事な芝桜を楽しめたり、ガネ揚げやこっぱもちなどの特産品の販売会が開かれるなど、2地域の連携が深められるとともにコース上のサービス充実につながりました。

 ゴール後のグラウンドでは、生活部の皆さんが調理された「豚汁」と「おにぎり」に参加者全員が舌鼓を打ち、会場内の「特産品販売ブース」では、天草晩柑や赤飯、まんじゅう、焼きそば、晩柑を原料としたサイダーなどが販売され、多くの方が購入していました。

H29つつじウォーク(物産) H29つつじウォーク(オンノジョー)

 

 今年はつつじの開花が例年より大幅に遅れたため、コース上ではつつじの花を見ることができませんでしたが、たくさんの交流が生まれ、手野地区を知ってもらうきっかけづくりとなったウォーキング大会となりました。


 五和小学校に入学する手野地区の子どもたちへのお祝いメッセージとして、4月15日、手野地区コミュニティセンター裏に鯉のぼりを設置しました。

 今年は例年より多い11人の児童が小学校に入学。地区の若者で組織するもへじ會が、内野川をまたぐようにバランスを取りながら、風に流されないように固定しました。

 年々、手野地区内の子どもの数も減少しており、ふれあう機会も少なくなっていますが、一人でも多くの子どもたちが、大空を泳ぐ鯉のぼりのように元気にたくましく育ってくれることを願っています。


29.4.15こいのぼり  29.4.15こいのぼり2

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