牛深地区振興会


 牛深地区には、イタリアのレンゾ・ピアノが設計したハイヤ大橋、日本庭園が美しいうしぶか公園、熊本の加藤神社より1年早く創建された加藤神社、天候に左右されず牛深地区の貴重な資料を見学することが出来る牛深海彩館かいさいかん資料室や軍艦長良ながら記念館など、多くの観光スポットがあります。今回は、牛深地区の最南端である天附あまつけ小森地区にある烏帽子坑跡をご紹介します。


 烏帽子坑は、烏帽子瀬に作られた海底炭鉱の坑口跡です。明治30年に天草練炭株式会社が操業を始めましたが、出水が多かったため数年しか採炭されず操業を中止しています。赤土と松ヤニを混ぜて接着させたとされるアーチ型の赤レンガの坑口が特徴で、100年以上経過しても当時の姿を残しており、当時の技術力の高さを感じさせます。
この烏帽子坑は、時間によっては、西海岸に沈む夕日と一緒に見ることができます。ぜひ、皆さん、お越しいただいて、実際にご自分の目でご覧ください。素敵ですよ。


【烏帽子抗】

烏帽子坑①


烏帽子坑②


●お問い合わせ先
 牛深地区振興会
 Tel/Fax 0969-72-3222


御領まちづくり振興会


 五和地域の東部に位置する御領地区は、市指定文化財の石本家屋敷や芳證寺衆寮堂ほうしょうじしゅうりょうどうがあるなど、文化の薫る地域です。
 御領まちづくり振興会では、“住民総参加”を合言葉に、地区内外の人たちを対象としたさまざまな事業を展開しています。
 中でも、平成17年から御領門前町商店街の活性化を目指して始まった「御領石竹秋宵まつり」は本年度で12回目の開催となります。当初は数百本の竹灯ろうのみでしたが、年々協力者も増加し、現在では5,000基ほどの竹灯ろうや石灯ろうなどで商店街を中心とした一帯が幻想的な光に包まれます。来場者も年々増加して現在は約5,000人の方々にご来場いただいています。

 今年は10月22日と翌23日の2日間開催します。皆さん、ぜひご来場ください。



「第12回御領石竹秋宵まつり」を開催!


・とき=平成28年10月22日(土)午後6時~同9時
              23日(日)午後6時~同8時
・ところ=御領門前町商店街一帯
・主な見どころ=
①灯りの饗宴…約5,000基の竹灯ろうと石灯ろうで、幻想的な空間を演出。
           ②御領まっさき市(特産物バザー)…地元の新鮮な野菜やおいしい食べ物を販売します。
           ③上中万五郎氏による昔ばなし
           (22日(土)午後7時30分~23日(日)午後7時~)
           ④月夜の秋宵コンサート
           (22日(土)午後6時30分~)


※詳しくは、御領まちづくり振興会事務局(御領地区コミュニティセンター内)
TEL:0969-32-0324へお尋ねください。

第12回御領石竹秋宵まつり


竹灯ろう①


竹灯ろう②

本町地区振興会


 本町地区は、本渡地域の北西部に位置し、東西8.7㎞、南北3.0㎞、面積は23.7㎢で、三方を山に囲まれた自然豊かなまちです。
 また、天草・島原の乱後、天草島民の生活安定や産業復興などに尽力された初代代官“鈴木重成公”を祀った「鈴木神社」や名刹「東向寺(とうこうじ)」、壮大な天草灘を眼下に見ることができる眺望絶景な「矢筈岳(やはずだけ)」など、観光資源が豊富なところでもあります。

 今回は本町地区にある記念樹・記念碑を紹介します。


 本町地区の新休という地域には【皇太子殿下御渡欧記念の碑】と地元で有名な【一本松】があります。その昔、大正時代に、若き皇太子殿下(のちの昭和天皇)はご視察と友好親善のため、半年にわたるヨーロッパ歴訪の旅に行かれました。国民がこの未曾有の旅の平安を念じ続ける中、若き殿下は英国王室・各国元首を前に予想をはるかに凌ぐ立派な態度で大任を果たし、無事帰国されました。このことに感激した新休の青年たちによって記念碑が作られ、記念樹として一本松が植えられたと言われています。記念碑には今も当時の青年たちの名前が刻まれています。


 また、一本松については、当初松が植えられていましたが、昭和30年代に松食い虫の被害に遭い枯れてしまったそうです。後に栂(つが)の木が植えられ、現在も堂々と人々の成長を見守ってくれています。また、12月のクリスマスの時期には電飾が施され、巨大なクリスマスツリーになります。皆さんも一度訪れてみてはいかがでしょうか。


【記念碑と記念樹】

記念碑と記念樹


【イルミネーション】

イルミネーション



【問い合わせ先】
本町地区振興会
Tel 0969-23-4735

《御所浦地区振興会》


 御所浦地区は、天草諸島の南東に浮かぶ御所浦島のほぼ中央に位置し、豊かな自然に加えて、御所浦白亜紀資料館や化石採集場があり、約1億年前の豊富で多彩な化石が見つかることから、化石採集体験に訪れる親子連れ等で賑わっています。
 そんな御所浦地区の宝として、御所浦最高峰、標高442mの烏峠(からすとうげ)をご紹介します。
烏峠山頂までは御所浦港から約6kmの道のりで、所要時間は車で約15分、歩いて約90分です。
山頂の駐車場には、烏峠で発見されたグレイソニテスというアンモナイトの化石が展示されていて、「なぜ山の頂上にアンモナイトの化石が?」と驚かれるかもしれませんが、はるか昔の烏峠が海にあったことがうかがえます。


烏峠のアンモナイト化石

(烏峠山頂のアンモナイト化石)


 山頂の展望所からは、離島の御所浦ならではの360°の大パノラマが広がり、天草諸島をはじめ鹿児島県、長崎県、熊本県の3県にわたる景色はまさに絶景です。コバルトブルーの不知火海や御所浦の中瀬戸を、行きかう船がゆっくりと動いているように見えて、心もゆったりと癒されます。


烏峠山頂風景 御所浦方面

(山頂からの眺望、御所浦の中瀬戸)



烏峠山頂風景 倉岳方面

(山頂からの眺望、倉岳方面)



 11月19日には「烏峠パノラマウォークin御所浦」が開催されます。
自然に恵まれ、歴史に彩られた御所浦島をご家族やお仲間で散策し、登ってみませんか。お問い合わせは、烏峠パノラマウォークin御所浦実行委員会(電話0969-67-2111)まで。
みなさんのご来島をお待ちしております。



【お問い合わせ】 御所浦地区振興会事務局 67-2407

須子地区振興会


 須子地区は天草諸島の天草上島の北部に位置し、北は有明海、南には天草第2の高峰「老岳おいだけ」に囲まれた自然豊かなところです。


 須子地区には、いくつかの民話が伝わっており、代表的な民話を2つ紹介します。詳細は、須子地区振興会のホームページ有明の民話切り絵画集で!


 一つは、「老岳の神様」です。
 老岳の山頂にある「老嶽おいだけ神社のご神体」と大浦地区の通称「ビクン石」は元々須子地区の海岸、高岩たかいわ付近(現在は、神楽崎かぐらざきとして祀られている)で仲良く暮らしていたと言われています。それが、ひょんなことから一つは老岳山頂の神様、もう一つは大浦地区の山の中へ…というお話です。


 また、もう一つが「から芋と盗人」です。
 当時、御禁制品(他所への持ち出し禁止)だった「から芋(さつまいも)」をなんとか天草へ持ち帰り、植えてみたものの一向に花も実もつきません。そんなある日、盗人がやってきて…というお話です。この民話の中で、御禁制品のから芋を持ち帰って、天草中に広めたと言い伝えられている地名として、須子の名前が登場します。
 そこで、この民話にあやかって、『寂れた田舎を活気づけよう』、『田舎を思い出して酌み交わそう』との思いから、遊休農地を活用して栽培した「から芋」で、『天草須子芋焼酎ふのよか』を、平成24年度から製造を委託し、須子地区の酒屋にて3代目:25度と原酒を販売中です。


 田舎にしかない宝。先人が伝え続けてきた伝統・民話を、子から孫へ、そして未来へ伝え続けていくのが、現在(いま)に生きる私たちの使命かもしれませんね。


 詳しい内容は、須子地区コミュニティセンター(℡0969-53-0057)へお尋ねください。


◆高岩(神楽崎):上段とビクン石


神楽崎


ビクン石



◆須子地区振興会のから芋(さつまいも)畑


から芋畑1


から芋畑2



◆天草須子芋焼酎「ふのよか」


「ふのよか」


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