福連木里づくり振興会


 天草町福連木地区は天草下島のほぼ中央部に位置し、東は本渡地域、南は河浦地域と官山(角山(かどやま)を含む一帯)で接しており、地区内の11集落が山あいに点在しています。昔から稲作や園芸などの農業がおもな産業ですが、現在は後継者不足や有害鳥獣被害による耕作放棄地の増加が、地域のもっとも深刻な問題となっています。


 また、福連木地区では、江戸時代から福連木の子守唄が歌い継がれるなど、郷土文化が脈々と受け継がれています。今回はその郷土文化の一つである、福連木神社例大祭についてご紹介します。


○福連木神社例大祭
 福連木神社は寛永十八年(1641年)に建立され、現在の社殿は文久年間(江戸末期、1861~63年)に再建されたものです。毎年10月中旬、五穀豊穣を祈願する例大祭が開催され、笛や太鼓の囃子に合わせて、鳥毛振り、獅子舞、太鼓踊りが奉納されます。
 この太鼓踊り、獅子舞は安永年間(江戸中期、1772~1780年)より現在まで伝えられています。伝統ある郷土文化が今も息づく福連木へ、是非お越しください


福連木神社例大祭1


福連木神社例大祭2


福連木神社例大祭3




問い合わせ先
福連木里づくり振興会事務局
TEL 0969-45-0111

<宮野河内地区振興会>


 宮野河内地区は、河浦町の東部に位置し、北は新和町、南は深海町と接しています。自然豊かな不知火海に面しており、タイやブリ、車エビなどの養殖が盛んです。
 また、海に面する山には、デコポンなど柑橘類の栽培も行われています。このほかにも天然記念物の「貨幣石」や「ヘゴ」の自生地があるなど、自然あふれる地域です。

 今回はそんな宮野河内地区から、地区の祭りについてご紹介します。


〇夏祭り
8月13日(土)、宮野河内コミュニティーセンターで夏祭りを開催しました。2年前に復活して今回で3回目となるこの夏祭り、宮野河内出身者で結成した絆心会(きしんかい)が中心となって企画しました。お盆の忙しい時期でしたが、地元の方や帰省された方など、多くの方に来ていただき、とても盛り上がりました。来年もみなさんに楽しんでいただけるよう、絆心会の皆様と一緒に頑張りたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

夏祭(宮野河内)①


夏祭(宮野河内)②


夏祭(宮野河内)③


夏祭(宮野河内)④


○海を渡る祭礼
この祭礼の起源は、第12代景行天皇の頃になります。景行天皇が熊襲を征伐するために九州を巡幸された際に1人の女官が産気を催すことがありました。この時、島の湧水を産水として利用したことから、この島は産島と呼ばれるようになり、湧水は安産の神水として霊験があると言われるようになりました。また、生まれた御子が島を御出立した時に海上舟航が「海を渡る祭礼」の始まりとなりました。
今年も10月に「海を渡る祭礼(産島八幡宮例祭)」が取り行われます(10月22日~23日)。
全国でもめずらしい、神輿が魚船に乗って海を渡るお祭りであるため、毎年多くの写真家が来てくださいます。今年も多くの御客様をお待ちしております。

海を渡る祭礼①


海を渡る祭礼②


☆問い合せ先☆

宮野河内地区振興会

Tel:0969-78-0001

本渡北地区振興会


人口約1万人、市内最大の区である本渡北地区は、土地区画整理事業などにより、良好で機能的な都市空間が形成されているほか、豊かな自然にも恵まれているなど、利便性が高く、大変住みよいまちです。

今回は、本渡北地区の歴史あるお寺について紹介いたします。


■ 明徳寺みょうとくじ
向陽山明徳寺は正保2年(1645)3月に鈴木重成代官により建立されました。
写真の山門は享保2年(1714)に建てられたもので、天草に数少ない山門の中で年代的に最も古く、その造りも豪華で天草の陽明門と言われています。

明徳寺山門


作家の司馬遼太郎氏によれば、山門への石段のところどころに十字架が刻まれているとのことなので、じっくり探しながら登られてみてはいかがでしょうか。


■ 延慶寺えんけいじ
延慶寺は、山号は大敬山、浄土真宗の寺院です。樹齢約500年の「兜梅」で有名なお寺ですが、今回はお寺に保管されている「切支丹禁制高札」をご紹介します。
写真ではわかりづらいですが、切支丹信者を幕府へ報告した者への褒美の値段が書かれています。


切支丹禁制高札


本渡北地区には歴史ある史跡がまだまだたくさんあります。
現代まで続く史跡や名所をみながら天草の歴史を感じてみませんか?


▼問い合わせ先▼
本渡北地区振興会
Tel/Fax:0969-23-4734


宮南地区振興会


 宮南地区は、新和町の南部に位置し、海と山に囲まれた自然豊かな地域です。
 そんな宮南地区の宝は「眺望」です。
 天草下島の東海岸部に位置し、「楊貴妃伝説」「りゅうの穴」などの伝説が残る「竜洞山りゅうとうざん」からの眺めは特に絶景で、360度のパノラマを望むことができる展望所からは、不知火海や天草、鹿児島の島々が一望でき、朝日、夕日もとてもきれいです。バンガローやケビンなどのキャンプ施設も充実しています。


展望所からのパノラマ

竜洞山展望所

ケビン

ケビン



さらに、車で5分くらい行くと新和町唯一の海水浴場「たて海水浴場」があり、多くの観光客でにぎわいを見せています。


立海水浴場

立海水浴場



毎年4~5月には、360度のパノラマと森林浴を楽しみながら竜洞山周辺とふもとを歩く「竜洞山健康ウォーク」も開催しています。ぜひ一度、宮南に遊びにおいでください。


竜洞山健康ウォーク

竜洞山健康ウォーク


□問い合わせ先□
宮南地区振興会
Tel 0969-46-2884
Fax 0969-46-2884


<二浦地区振興会>


 二浦地区は牛深地域の北部に位置し、周囲を山や海に囲まれた自然豊かな地域です。今回は、二浦町に古くから伝わる史跡と、二浦ふるさと祭りについてご紹介します。


☆ 石 神 様 ☆


 直径約3メートルの石で、自然信仏の名残から航海安全を祈る神として、1857(安政4)年に安置された市指定史跡です。
 昔、昔、沖を通る黒船が嵐に遭い、遭難している時、遠くに見える火を頼りに進んだ所、岸にたどり着き助かりました。助かった人達はあの火は何だったのかとたずねて行くと巨石群に行きつき、感謝の気持ちを込めて石神様として祭った伝説があります。旧暦の1、5、9月の24日に大祭を開く習わしがあり、二浦町亀浦で継承しています。

石神様

                    石神様


石神様入口

                   石神様入口


 また、石神様からは天草町の大江天主堂と一面に広がる羊角湾・東シナ海が一望できる、絶景スポットでもあります。

羊角湾

                   羊角湾


石神様からの眺め

                 石神様からの眺め


☆郷土の先覚者 小宮山七十五郎先生☆


 小見山七十五郎先生は、明治18年6月28日に生まれ、30歳にして村議会並びに郡議会(明治時代に村・郡単位で置かれた議会)議員に、次いで県議会議員、昭和12年には衆議院議員に当選されました。
 河川工事・漁港整備・教育の充実に特に大きな貢献があり、その非常に優れた見識を仰いで、昭和43年二浦町早浦に頌徳の碑が建てられました。

小見山七十五郎先生

        小宮山七十五郎先生


頌徳の碑

                      頌徳の碑


☆二浦ふるさと夏祭り(虫追い祭り)

 年に一度豊作を祝う祭りとして、二浦ふるさと夏祭り(虫追い祭り)が行われます。祭りの日には、婦人会の皆さんによる手作り団子が配られます。
二浦ふるさと祭り1

二浦ふるさと祭り2


二浦町には、古くから続く歴史と、自然豊かな光景がたくさん残っています。ぜひ一度、二浦町にお越しください。


●お問い合わせ先●
二浦地区振興会
Tel/Fax:0969-72-8557

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