河浦町のあまり知られていないコレジヨ館職員知らなかった!!知る人ぞ知る名所を紹介します。
宮野河内湾の奥、海中に石垣を積み上げ、その中央に石碑が祀ってあります。
宗徒様(じゅとさま)!!です。
天草の乱後、
ある時、宮野河内に代官所の役人が二人船に乗ってキリシタン探索にやってきた。
庄屋の家は大変である。ここにはキリシタン信者はいないと思うがやかましく調べられたら村人も迷惑である。
早速庄屋は酒や魚や村の若い娘たち集めて接待することになった。
庄屋が「御用向きの儀は」と平ぐものように手をついて挨拶に出ると
「意外なお取持ちに預かる。邪宗徒の調べじゃ!」役人はご馳走を前にして上機嫌である。
「当村には、あやしい者は居まいな」
「どういたしまして、左様な不心得者は一人も無いかと心得まする」
その翌日、庄屋の庭先で絵踏みが行われことになった。
村中の者が次々に足でキリスト像を踏んでいく。
最後の一列になった時後ろから三番目の漁師が足を宙に浮かせて通りぬけようとした。
役人はその漁師を前に引きすえた。
「名は」
「源兵衛と申します。」
「邪宗徒じゃな。もう一度踏んでみよ。
源兵衛は立ち上がって像を踏もうとしたが足を踏むことができないでよろけた。
間もなく源兵衛の家の柱の中から十字架が発見された。
源兵衛は首を討たれ死体は海に捨てられた。ところが源兵衛の死体は外海へ流れず何度流してもしつこく海岸に寄せてきた。
村人たちは霊を慰めるため、そこに碑を建てて祀ったのが宗徒様(じゅとさま)です。
場所は、天草コレジヨ館から車で20分
本渡からは県道26号線
宮野河内小学校前バス停から徒歩5分!!の所にあります。