今週は、上津浦地区からご紹介します。
まず、上津浦地区は、天草上島の北西部、天草市有明地域の西部に位置し、北は有明海、東は赤崎地区、西は下津浦地区、南は栖本地区に囲まれた、面積11.43k㎡の地域です。
地域の魅力として、キリシタン文化遺跡である南蛮寺、上津浦城跡地、天草一の五輪の塔など、歴史的・文化的に価値のある史跡に恵まれていることが挙げられます。
一帯はのどかな田園地帯となっており、日本人の心に響くような原風景が広がります。

正覚寺(南蛮寺)

五輪の塔

祇園様から見た風景
また上津浦地区では、毎年8月のお盆の時期に夏祭りを開催し、“地域をあげての同窓会”と銘打ち、地区住民と帰省客との交流の場を設けています。
企画・運営、バザーの出店、当日の準備から片付けまで、住民が協力して行い、地区全体で祭りを作り上げています。
この祭りは第17回(令和元年)まで毎年8月14日に開催しており、地元・浦和保育所の園児の盆踊りから始まり、さまざまなアトラクションの披露、フィナーレの花火まで毎年大賑わいを見せており、上津浦の夏の風物詩として定着してきたように思います。
しかしながらコロナウィルスの感染拡大のため令和2年から開催が出来なく、令和4年の今年は、開催へ向け住民の方も張り切っておりましたが、残念ながら中止となってしまいました。
“地区住民と帰省客をつなぐ架け橋”になっているこの祭りを大切にしていき、途切れることない上津浦の夏まつりを住民が一つとなり、今後も開催出来たらと思います。

第17回 令和元年