災害に備えて御領地区防災会議を開催し、防災マップ作りを行いました。

 会場の五和町コミュニティセンターには、区長・公民館長・民生委員・消防団の皆さんが集まり、行政区ごとにわかれてマップ作りを行っていただきました。

 行政区ごとに拡大した地図に、危険箇所や避難場所、防火水槽の場所などを色分けしてマップを作って行きました。振興会では、今回初めて防災マップ作りを行いましたが、各地区の世帯の状況をはじめ、現状を確認することができたようです。

 出来上がったマップは、各地区の公民館などに掲示されています。

 

1区 

2区 

3区 

5区 

6区  

7区 

それぞれ行政区ごとに防災マップを作るようす。

1区マップ

第1区の皆さん。完成した防災マップと一緒に。

31区 

第31区の皆さん。

 2分団マップアップ

2分団の防災マップ。避難箇所や避難経路などを色分けして作られています。

3分団マップ 

3分団の防災マップ。

4分団マップ 

4分団の皆さん。

4分団マップアップ 

4分団の防災マップ。

5分団マップ 

5分団の皆さん。

 

 

 

 

 今年度、天草市の支援事業を受け、振興会で「地域づくりインターン事業」に取り組むことになりました。

 この事業は、東京近郊の大学生で構成される「地域づくりインターンの会(事務局=早稲田大学内)」で実施されているもので、東京近郊の大学生が7月から9月の夏休み期間を利用して約2週間大学生の受け入れを希望する地域に入り、そこの暮らしなどを体験して、外の目から見たその地域の素晴らしさなどを提言してもらうようなものです。

 今回、五和町から御領、鬼池、二江、手野、城河原の全地区で大学生を受け入れるため、5地区振興会の事務局で大学生の「派遣地決定会」参加のため東京まで行ってきました。

 参加した地域は、下記のとおり。派遣を希望する大学生は44名でした。

 九州=天草市五和町・小国町/宮崎県高千穂町/鹿児島県錦江町

 中部=静岡県東伊豆町

 関東=山梨県早川町・小菅村/群馬県高山村・みなかみ町

 東北=新潟県小千谷市・長岡市/山形県小国町

 以上、全国から12地域の受け入れ地域が派遣地決定会へ参加しました。

 

6月11日午後1時30分。

派遣地決定会では、まず各受け入れ地域の概要を説明しました。会場は、東京大学近くの旅館。大広間に70名ほどの参加者が所狭しと座っての説明会でした。

各地域の概要を説明した後は、大学生が数分ごとに入れ替わり意見交換を行いました。

学生が入れ替わるたびに名刺交換から始まり、意見を交わして行きました。

午後9時30分からは学生の受入れ地域と学生による懇親会が行われ、全国各地の特産品を持ち寄り、各地域から産品の紹介をしながらの交流会でした。学生の皆さんも、興味のある地域の人と意見交換をしながら交流会は翌朝4時まで続き、世の中は明るくなり始めていました。

写真は、猪を特産品にしたジャーキーです。美味しかったですよ!上にあるのは二江産のキダコの湯びきです。

6月12日午前9時30分、学生が受入れ先の希望を記入した結果が広用紙に書かれていきます。

 

 その結果、下記のとおり大学生の皆さんが五和地域へ来ることになりました!

 

 御領=権藤さん(横浜国立大学大学院)

 鬼池=河添さん(横浜国立大学大学院)

 二江=平戸さん(明治大学)

      林さん(早稲田大学)

      逸見さん(成蹊大学)

 手野=松村さん(早稲田大学)

 城河原=隈本さん(横浜国立大学大学院)

 

学生の派遣地決定後、派遣先の地域ごとに学生と地域のことや日程について打合せを行いました。

今回、御領・鬼池地区は、暮らしの体験などは合同で行うことにしました。

今後、詳細の日程について調整していく予定です!

 九州大学大学院教授・建築史家・工学博士の藤原惠洋(ふじわら けいよう)先生が御領を訪問されました。

 今年度、御領まちづくり振興会では、天草市の「天草市宝島づくりチャレンジ支援事業」の採択を受けて、御領の魅力を地域の人たちや地域の外の人たちへ知ってもらうために藤原先生や九州大学の学生に外の目から見た御領の「良いところ」などについてアドバイスをいただくことになりました。

 今回、その事前の打合せとして藤原先生が御領に来られたということです。藤原先生は御領を散策され、御領の至るところにある「御領石」の町並みや文化の素晴らしさに感心されていました。

御領石の石垣

御領の地形を活かした海運や御領石の石積みなどについて説明する郷土史家の山本繁さん(右)と

その説明を聞く藤原先生(左)。

 

御領石の石垣は延々と続く

 御領石の護岸の石垣は延々と上流まで続きます。

 

さりげなく御領石の臼が

さりげなく軒先に置かれている御領石の石臼のある風景。

以前は石垣として使われていたであろう御領石が物置に・・・ 

石垣に使われた後か、未使用のものなのか・・・こんな風景も日常の中にあります。

 

木造船の船板が外壁に変身

江戸時代から造船業が盛んで、造船技術も高度であった御領。船板は、家の外壁としてもリサイクルされています。

船釘のあとがきちんと残っています。

 

武家屋敷の玄関の構えとフランス窓がある和洋折衷のお宅。以前は病院として多くの人が訪れていた

 元医院だったお宅。手前の玄関は、武家屋敷の構えの玄関の造りだそうです。

また、2階建ての部分の窓は「フランス窓」と呼ばれる西洋建築のものだそうです。

和洋折衷の貴重な建物です。

御領石が柱となった井戸の屋根

藤原先生が特に関心を寄せられた井戸の屋根細工。柱は御領石が使われ、両柱共に斜めに建っています。

 

豪商松坂屋石本家屋敷に到着 

 豪商松坂屋石本家屋敷に到着です。 

高度な石工の技術によって組まれた石垣

 石垣の緻密な組み方に感心されていました。

御領石の石臼 

豆腐などを作るときに大豆をすりつぶすときなどに使われていた御領石の石臼。

上にもう一つ重石の石があったようです。

さりげなくある御領石 

無造作に置かれた御領石。石塀として使われていたものでしょうか?

向かって右が西洋の組み方で左が日本の組から 

左側が日本古来の石積み、右側が西洋の積み方だそうです。

めがね橋の原型馬場の石橋

眼鏡橋の原型である馬場川の石橋。現役で車が通っています!

すごいですね! 

岩谷観音にあるお地蔵様の屋根。柱も屋根も御領石でできています!

こんな石でできた屋根は、他にあるのでしょうか?!

  ㈱九州産交ツーリズムの九州ナイスデイツアーご一行様が御領まち歩きに訪れました。

 今回のお客さまは10名。地元ガイドの案内で、御領石や石本平兵衛、長岡興就公の話を聞きながら御領の町並み散策を楽しんでいただきました。

 

坂本邸  

昔は天草から海外へ仕事に出ていました。その名残としてゴムの木が・・・

 

御領石が足元に・・・

足元には、以前石塀として使われていた御領石が新しい形として埋設してあります。

 

 

石本家2 

豪商松坂屋石本家屋敷。

造船業 

江戸時代から御領で盛んだった造船業。右側の家の外壁には船板がリサイクルされています。

 

 

 

 

 

 2月27日に栖本福祉会館で「天草宝島づくり講演会」が開催された際に、天草市まちづくり協議会連絡会主催による天草市まちづくり表彰が行われ、御領まちづくり振興会による「御領石竹秋宵まつり」の取り組みが奨励賞となり山﨑会長が賞状を受け取りました。

 この賞は、これまで御領まちづくり振興会が、住民参加により御領石をはじめ、地域資源、地域の魅力を同まつりで発信し、地域の活性化につながっておることなどが評価されたものです。

 これからも催しの内容が充実したものになっていくものと思っています。

 乞うご期待です!

 

中川天草市まちづくり協議会連絡会会長(右)から賞状を受け取る山﨑振興会長。

 

 

受賞した賞状です。地域の皆さん、おめでとうございます!

 

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