プーさん中田地区振興会プーさん

 天草下島の南東に位置する新和地域・中田地区の宝をご紹介します。


【景色のいい場所】

 地区の中心部に位置する入江公園。9月中旬から10月上旬にかけて約5,000本の真っ赤な彼岸花が咲き誇り、稀に白い彼岸花が咲くこともあります。

彼岸花


【伝統】

 明治以降に中断されていた虫追い踊り。昭和48年に地域青年団により復活し、現在も伝統を受け継ぎ、4月下旬に踊りを披露しています。

虫追い踊り


【民族文化】

 五島福江から伝えられたとされるバラモン凧。戦中・戦後と途絶えていたバラモン凧を、昭和52年に田道寺地区により復活させ、現在は保存会により保存と愛好に努めており、大きな凧は3mを超える大きさです。

バラモン凧


【歴史・文化】

 病気回復を祈願し、大正10年1月に建立された八十八ヶ所。

四国霊場と同じように、第1番霊山寺から第88番大窪寺の本尊が建立されています。

88ヶ所巡り

プーさん枦宇土地区振興会プーさん

 昔ながらの素朴な人間関係が残っており、温厚な人が多い土地柄の枦宇土地区。今回は、そんな枦宇土地区の名所をご紹介します。


【徳本屋のツバメの巣群】

 5月、宇津木地区にある徳本屋(昔の地区の庄屋さん)の正面玄関から入ると、内庭の天井にツバメの巣が張り付き子育ての真最中でした。民家の軒先にある一個の巣はよく見かけますが、こんなに一棟の家に群れをなすことは珍しく、家主のツバメを大事にする心遣いが伺えます。巣の下方には、新聞紙が一面に敷かれ、糞の塊が巣の数と一致して、ユーモラスな光景となっています。ツバメを大事にする家風は先代のおばあちゃんからの慣わしで、飼っている猫にいつも「ツバメに害をしなさんな」と言っていたそうです。そのためか、猫も玄関から中には入らないで巣を避けて通っている、と教えていただきました。巣立ちが待たれますが、もし徳本屋の前の電線に多数のツバメが止まっているのを見かけたら、そのツバメは雛が無事巣立ったと思って眺めて下さい。

平成27年ツバメ巣① 平成27年ツバメ巣②


【母なる木】

海老宇土地区で不思議な樹形の大木を見つけました。直径1メートル20センチ、幹周り3メートル50センチ、樹齢は優に200年を超える杉で、途中から無数の細い枝が天に向かって伸びています。地元の方に聞くと、「優良材になる杉を厳選し、挿し木用とした親木」と教えていただきました。海老宇土地区は、昭和30年代から植林ブームに乗り、苗木提供の一大産地として知られた土地柄です。当時、苗木はトラックの荷台に積載され市場へと運ばれ、また、庭先販売も多く、臨時収入のお金は即食卓のおかずの糧と成ったとお聞きしました。時代は変わり、今日、苗木を育てる農家はわずかとなり、植林された木は伐採適齢期を迎え次々と伐採されていますが、時代を伝える証(あかし)として後世に残しておきたい「母なる木」です。

平成27年杉① 009 平成27年杉② 003



ひまわりの中のアート】

大地地区では、国道266号沿いの田んぼ一面にひまわりが咲きます。大地集落協定の活動の一環で、「景観作物」として毎年9月にひまわりの作付けが行われており、写真愛好家の皆さんが撮影に訪れる場所として定着するようになりました。そこで登場したのが「ひまわりの中のアート」です。ひまわりの中に丸太を彫った木彫りの作品が展示され、発芽から花の満開が過ぎるまで花の成長と併せ時々の表情を写真に収めることが出来ます。背面には帽子岳がそびえ、山の色とひまわりの黄色のコントラストが、しばし時間を忘れさせ「癒し」を与えてくれます。10月~11月下旬が見ごろですので、ぜひ、癒されにお越しください。

平成26年ふるさとまつり① 平成26年ふるさとまつり②


 今回ご紹介したのは3ヶ所ですが、枦宇土地区には、このほかにもたくさんのいいところがあります。興味のあられる方は枦宇土地区振興会(0969-23-4736)へお気軽にお尋ね下さい。

プーさん富津地区振興会プーさん

世界遺産登録を目指している、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の構成資産の1つであり、各地より注目が集まっている﨑津集落。今回、この集落を望む地元の絶景スポットと地元が誇る絶品海産物をご紹介します。

 

【絶景スポット】

河浦地域の一町田方面から﨑津集落への入口になっている、「﨑津トンネル」が開通してから約20年。

﨑津トンネル

このトンネルが開通する前は国道だった海岸沿いに車を走らせると、地元で「なるせんはな(鳴瀬の鼻)」と呼ばれる小さな半島の急カーブを過ぎたあたりに、湾に出入りする漁船を見守る「﨑津港燈台」があります。

﨑津港燈台

このポイントを過ぎると、突然、空と海と﨑津教会を中心とした集落を望む景色がひろがります。対岸から﨑津集落全体を望める場所として、おすすめの絶景ポイントです!地元にいても、ここから眺めるたびに素敵だなと感動を覚えます。みなさんも、ぜひ、この美しい景色を見に来て下さい。

﨑津の風景


【絶品海産物】

﨑津地区は、羊角湾でとれる美味しい魚介類に恵まれており、315日から615日はウニ漁も解禁されています。『新鮮でおいしい魚介類があなたを待っています。』ぜひ、富津地区へお越しください。

ウニ① ウニ②


プーさん大浦地区振興会プーさん

有明地域の大浦地区は、天草上島の北東部に位置し、三方を海に囲まれた温暖な地域で、その気候を活かして果樹や早期水稲が栽培されています。

 また、入り組んだ地形といくつかの小さな島々のおかげで豊かな漁場を有しています。

特に、この海からの恩恵は多大なものがあり、小さな集落ながら、江戸時代には定浦に定められていたほど。今でも多くの漁法があり、タコつぼやイカ籠、定置網、底引き網などの漁が営まれています。代表的な漁法が定置網漁。この漁法は、桝網(ますあみ)と呼ばれるもので、あらかじめ仕掛けておいた定置網を漁師は毎日引き上げます。獲れる魚種は、コノシロ・アジ・マダイ・ヒラメ・ブリ・アオリイカなど、さまざま!この豊かな漁場は今も昔も大浦地区の宝です。

大浦地区振興会では、この定置網漁を体験することができる「ひと網オーナー制度」を実施しています!

申し込み方法などの詳細については、大浦地区振興会ホームページ(http://ooura.blog113.fc2.com/)をご覧いただくか、大浦地区振興会事務局(TEL0969-54-0548)へお尋ね下さい。 

※定浦…天草・島原の乱後の幕府の直轄時代に初代代官鈴木重成により実施された制度。海上の管理と漁民統治、税制整備のため設けられた制度で、この指定を受けた漁村の者だけが漁業をする権利が与えられ、天草地域内で24ヶ浦が指定された。

定置網漁

プーさん魚貫地区振興会プーさん

魚貫地区振興会は、牛深地域の北西に位置し、平坦地にある5つの集落に約950人が暮らしています。

地区には、江戸時代のころ、魚貫住吉神社の祭典を司る者数名が帆船を仕立てて大阪に上り、住吉神社の祭典行事を習得し、その後300年来受け継がれてきたといわれている“魚貫住吉宮秋季例大祭”というものがあります。例大祭では、獅子舞や神楽、奉納相撲などのほか、市の無形民俗文化財に指定されている塩振り踊りも行われます。

塩振り踊りは、祭典の先頭で露払いをしてお供の身を清めるという意味があるそうです。踊り手は引立烏帽子を被り、鮮やかな橙色の衣装を身に纏った2人の少年で、手桶と笹を持ち、笛や大太鼓・小太鼓のお囃子に合わせて左右に手を大きく振って踊ります。神幸行列の先頭も務め、踊りながら塩水(現在は神前に供えられた酒)を振りまき、道中、神輿や供人を清める役割を担っています。

祭りは、毎年10月の第4土・日曜日に行われています。興味のある方は、ぜひお越しください。

塩振り踊り

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