島子地区は、有明地域の西端に位置し、北はおだやかな有明海と雲仙の山並みを望み、
南は動鳴山(標高495m)がそびえる自然豊かな地域です。総面積は11.21㎢で、山林が多く、脊梁より有明海にそそぐ五水系により海に向かって拓けています。
天草市立 旧島子小学校


その歴史は明治維新の文明開化までさかのぼります。
明治初期の大島子村は、天草の中で3大村として知られ、特に教育村としても注目を集めており、明治8年、大島子小学校の歴史がスタートしました。
明治16年には、学校・教員・生徒の3者が揃って文部省表彰に輝く、当時の熊本県下でもトップクラスの成績優秀校であったとの記録も残されています。
その後、明治44年に小島子と合併し、『島子小学校』となりました。


大島子小学校設立から143年。少子化に伴い有明地区のすべての小学校が合併し、
『有明小学校』が設立されると同時に『島子小学校』の歴史も幕を閉じることとなりました。
しかし、このまま校舎を解体し、歴史ある島子小学校の名残も残さないというのはあまりにも寂しいことです。
そこで、令和6年春を目安に、校舎の一部ではありますが、島子地区コミュニティセンターとして復活させようとただいま工事の真っ最中であります。
耐震性の問題などがある一部の校舎は取り壊しとなりますが、残った校舎をリフォームし、また新たな歴史を紡いでいくこととなるでしょう。
【お問い合わせ】
島子地区振興会 TEL:0969-52-0452