(前回までのあらすじ)
古民家レストラン「藤松」で昼食を終えた私たちは、おぢかアイランドツーリズムの事務局があるフェリーターミナルへ・・・
ここで待っていてくれたのは島を想うもう一人の熱い男!
高砂樹史さん!・・・
数字ではない。もっと大切なことを教えてくれます・・・
(本編)
高砂さんは、8年前に、自給自足の生活に憧れて大阪から移住して来られたそうです・・・
それが、ふとあることからおぢかの地域づくりに加わることに・・・
「何人来たかを競う観光地をつくることが目的ではない!観光を手段として地域をつくることが目的だ!」
過疎という厳しい現実のなかで、子育て世代をどう増やしていくか!その手段としての民泊であり、古民家を活用した事業ということなのでしょう・・・
事業を始めようとした頃、民泊については、以前から修学旅行生などの受け入れの経験があり、住民の方々は大して抵抗はなかったと話されます。
しかし、お金をもらうことに抵抗があった・・・
ただ、赤字続きでは、事業として継続していくことは出来ないので、お金をもらうように説得したとのこと!
実際は、大した利益にはならないと思うのですが、そのことが返ってよかったと話されます。
つまり、お金儲けのためにやっているのではない!島の活性化のためにやっているのだ!という意識が生まれたことによって、当初7軒で始めた民泊家庭が40軒まで増えた要因だったと・・・
こういった、島のためという「大義」があったことによって、民泊に参入しやすい雰囲気がつくりだされたとおっしゃいます。
「暮らすように旅をする!」
おぢかの旅は、民泊にしても古民家ステイにしても、島の暮らしの中にお客さんが入ってくることであり、他のリゾート地とは違う!ここは譲れないところだそうです。
ここまで知名度が上がった「おぢかの島旅」については、旅行会社からの誘惑も多いとか・・・
たくさん人が来ればよいということではないとおっしゃるのは、大量にお客さんが来れば、一番大切にしている「暮らすような旅」が出来なくなるからなのでしょう・・・
この後も、高砂さんのおぢかに賭ける熱いお話がつづきます・・・
次回は、古民家の活用についてお話を伺います・・・
この「おぢかリポート」では、おぢかの島人たちの「熱い想い」をシリーズでお知らせします。
また、次回をお楽しみに!