122日(火)午後730分から、有明町民センターにおきまして、「農事講演会」が開催されました!

 今回の講師は、福岡県男女共同参画センター前館長の中嶋玲子さんでした!

 この方は、九州初の女性町長を務められた方です!

 

 演題は、「農村に 今こそ活かそう 女性の力!」~男女で担い、男女で変革し、男女で創る 新しい農村社会~ でした!

 

 きっと面白い話が聞けると思い、参加してきました!

 

 中嶋さんの印象を一言でいうなら、パワフルな女性!

 約2時間のお話でしたが、とても面白くためになりました!

 

 0122 農事講演会 042

 

 女性も積極的に、地域の活動に参画していくべきだ!と訴えられるなかで、「PTAの役員になってほしい」などといった要請があった場合は、

私でよければがんばります!」と積極的に引き受けて下さい!というお話がありました!

 そして、その時ご主人は、

ぼくも協力します!」と応えるようにして下さいと・・・

 

 とても楽しいお話でしたが、確かに、地域づくりで成功している地域では、女性の活躍があるように思います!

 

 これからの地域を変えていくのは、女性の力かもしれませんね!

 

 地区振興会の役員をお願いしたときも

私でよければがんばります!」っと、快く引き受けていただければありがたいです!

 地域みんなで協力しましょう!

 

 

 (前回までのあらすじ)

 有明町活性化のヒントを求めて訪れた、23日のおぢかの旅もいよいよ終わりを迎えようとしています。

 多くの刺激を受けたこの島ともとうとうお別れです・・・

 

 

 

 (本編)

 小値賀町役場での研修を終えた私たちは、歩いてフェリーターミナルに向かいました。

 途中、末永さんの奥さんと会いました。私たちを見送りに来てくれたようです。

 

 ターミナルで手続きを終え、来たときと同じ、高速船シークイーンがいよいよ出航します!

 

 末永さんの奥さんやおぢかアイランドツーリズムのみなさんが、船が港から遠く離れるまで見送ってくれます・・・

 

 「心に残る島・・・

 島を離れる時、また来たいと思いました・・・

 

 1211-13 おぢかリポート 184

 

 

 

 

 今回のおぢかの旅は、私たちにいろいろなことを教えてくれました。

 なにげない島の暮らし。島の人にとっては日常の風景が、訪れる人の心をうつことになる・・・

 そして、何より感動を与えたのは島の人でした。

島を思う心」これが最高の資源だと思います・・・

 

 

 やっぱりここには、有明町活性化のヒントがありました!

 ありのままの有明町に宝がある。

 後は、その宝にどう光をあてるかです・・・

 

 113日(日)に、となりのとなりのそのまたとなり大浦村で「みかんの収穫祭」というイベントがあったので、見に行ってきました。

 大浦村の大浦地区振興会は、6年前から「みかんの木オーナー制度」という事業に取り組んでいます。この事業は、1万円でみかんの木1本のオーナーになることができ、その木に育ったみかん(不知火)を収穫して持ち帰るというものです!収穫までのみかんの木の管理は、園主(本当の持ち主)が行います。

 

 じつは、ぼくのこどもの頃は、家がみかん農家だったので、たくさんの甘夏を育てていて、冬になると休みの日はみかんちぎりの手伝いをさせられていました・・・みかん農家ではない家庭の友達は遊んでいたので、このみかんちぎりは苦痛でしかありませんでした!

 こんなものにわざわざお金をだして人が来るのか?

 

 ところが、会場の旧有明東中学校に行ってみたらびっくり!次々にオーナーさんの車が入ってきます・・・

 

 0112-13 大浦民泊、みかんの木収穫祭 014

 

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 この日の参加者はなんと307名!本当にびっくりです!

 

 

 この数日前に、とある研修会に参加したときに、こんな話がありました・・・

 フランスのヴァカンスの話です!

フランスの法律では、休暇は連続5週間まで取得することが、権利として認められているそうです。そのため、フランス人は、夏に連続1ヶ月ほどの休暇を取ることが一般的とのこと・・・

もし、日本で、こんなに長い休みがとれるとしたら・・・

お金がいくらあっても足りない!そんなふうに思いませんか?

では、フランス人はどんなヴァカンスを過ごしているかというと・・・

 

フランスの首都はパリですが、パリに住んでいる人は、ヴァカンスの期間はパリからいなくなるそうです。裕福な人は外国に旅行に行く人もいるでしょうが、ほとんどの人は、国内の田舎で、農作業をしたりしながら、その地域の日常の生活を楽しんでいるそうです。盆や正月に里帰りするような・・・

 

大浦村のみかんの木収穫祭を訪れて、この話を思い出しました。

 

みかんちぎりは有明町の人にとっては日常の生活です。しかし、よそから来た人にとっては、みかんちぎりが楽しいことになる!

 

田舎の人にとっての「日常」は、都市部に住んでいる人にとっては「非日常」の楽しいことになるのです!

 

ぼくたちの普段の生活が、観光資源になることを大浦村が証明してくれました!

 

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このことは、天草の観光のあり方を考えるとき、大きなヒントになるのでは?

なにも、たくさんお金をかけて観光施設をつくったり、大きなイベントをする必要はありません。

天草の日常を楽しんでもらえるような仕組みをつくればよいのです!

 

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小雨が降るなかで、たくさんの人たちが「非日常」を楽しんでいました!

 

 

 (前回までのあらすじ)

 有明町活性化のヒントを求めて訪れたおぢかの旅もいよいよ最終日になりました・・・

 今日は、小値賀町役場で、行政の立場から、島づくりについてのお話を聞かせていただきます・・・

 

 

 

 (本編)

 島の散策を終え、古民家に帰り朝食をとりました。

 朝食は、昨日昼食をとった古民家レストラン藤松からのデリバリーです!

 本格的なキッチンも備わっていますので、自分で調理することも出来ますが、せっかくなので、どんな朝食か食べてみようということになり、注文していました・・・

 

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 漁村の穏やかな、どこか懐かしい風景を眺めながらの朝食は、贅沢な時間を与えてくれます・・・

 

 

 朝食を終え、一路小値賀町役場へ、歩いていきました・・・

 

 途中、昨晩お世話になった割烹太閤さんの女将さんと出会いました。

 「昨夜はお世話になりました。

 「こちらこそ!美味しくいただきました!

 そんなやりとりがあり思ったのは、小値賀の人は、外から来た客に対し、昔から島に住んでいる人のように接してくれる・・・

 普段から観光客が訪れるこの島では、外部から来た人との交流に馴れているということもあるでしょうが、一日に訪れる観光客が、適度な人数なのがよいのだと感じました。

 大量の観光客が訪れるのではなく、島の日常に観光客がとけ込むような雰囲気が、島の人と観光客の距離を縮めているのだと思います・・・

 

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 こちらが小値賀町役場。立派な建物です!

 

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 役場の総務課長さんや担当者の方にお話を伺いました。

 

 古民家を活用した事業については、当初相当議論があったとのこと。

 事業費は約3億円で、国庫補助もあったが、これだけのお金をかけて本当に人が来るのか?といったものです。

 しかし、最後はトップの決断だったとのことでした。

 現在の古民家ステイの稼働率は約5割。

やはり地理的条件や気象条件といったものがあるからとのこと・・・

 

しかし、その割には高い稼働率だと思います。しかも、関東など遠いところからのお客さんが多いことがすごいですね!

 

やっぱり役場の方からもこんなふうにいわれました。

天草は橋で繋がっている。しかも、近くに熊本市という大きな都市もある。うらやましい・・・

 

 

 

 いよいよ次回は最終回になります。

 役場での研修を終えて島を離れることに・・・

 

 

 

この「おぢかリポート」では、おぢかの島人たちの「熱い想い」をシリーズでお知らせします。

 

 また、次回をお楽しみに!

 

 

 

 (前回までのあらすじ)

 末永さんのお宅での民泊体験

島旅コンシェルジュのガイドによる島内の視察

古民家レストランでの至福の時

高砂さんに講師をしていただいた研修会とその後の交流会

快適な古民家ステイ

 三日間の研修もいよいよ最終日となりました・・・

 

 

 

 (本編)

 この島に上陸した時から密かに計画していたのですが・・・

「ひとりで島の中を散策してみたい・・・」

 盛りだくさんのスケジュールだったので、なかなか出来なかったのですが、ようやく実行に移す時がやってきました!

 

 三日目の朝。5時に起きました!

 東の空が少しだけ明るくなってきたころです・・・

 

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 港を出る漁船のエンジン音が、朝の漁村の風景によく合います・・・

 

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 しばらく歩くと漁村特有の狭い路地がたくさんありました・・・

 

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 天草にも似たような風景はたくさんありますが、初めて歩く街は、なぜか楽しくなります・・・

 

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 こちらは、狭い路地のなかにある古民家「先小路」(さきしょうじ)

 小さな路の先にあるからでしょうか?

 

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 いつの間にかフェリーターミナルが見えるとことまで歩いていました・・・

 おぢかの島旅を彩る野崎島から日が昇ります。

かつては人が住んでいたそうですが、今は無人島だそうです。野生のシカが生息しているとか・・・

 この島には、100年前に、潜伏キリシタンの子孫たちが少しずつ資金や材料を集めて建てた「野首天主堂」があるそうです。

また、人々が去った後の当時の段々畑は、雑草をシカが食べるため、刈り込んだ芝生のような状態で、きれいに残っているとのこと・・・

 ほかにも300mにわたって続く白い砂浜があるとか!

 今回は行けませんでしたが、次回は必ず行ってみたいと思います。

 

 

 

 いよいよこのリポートも終わりが近づいてきました。

 次回は、小値賀町役場で、行政の立場からお話を聞かせていただきます・・・

 

 

 

この「おぢかリポート」では、おぢかの島人たちの「熱い想い」をシリーズでお知らせします。

 

 また、次回をお楽しみに!

  

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