(前回までのあらすじ)

 高砂さんが語る「暮らすような旅」を手段とした島づくりに感動というか衝撃を受けた私たちですが・・・

 いよいよ今夜宿泊する古民家へ移動することに・・・

 

 

 

 (本編)

 こちらは「鮑集!」(ほうしゅう)

 島の繁栄を支えた鮑(アワビ)漁!かつての集積所近くにあった商家を再生したことから、この名前になったとか・・・

 

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 石垣が当時の繁栄を物語っています・・・

 

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 こちらはリビングです!古いようで新しい・・・

 うまくミックスされています・・・

 

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 こちらはダイニング!窓からは港町を見下ろすことができ、料理の味を引き立てるようです・・・

 

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 檜風呂です!庭を眺めながら入ることができます・・・

 

 

 続いてこちらは「日月庵!」(にちげつあん)鮑集のすぐ隣りにあります。

 

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 窓は東側を向いており、日の出や月の出がこの窓辺から楽しめるとのこと・・・

 

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 大人の旅っで感じがしますね!女性に人気があるのもうなずけます!

 

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 寝室はこんな感じです・・・寝具はかなりこだわったとか!

 ぐっすり眠れましたよ!

 

 

 古民家は、この他に5棟あり、島のなかに点在しています!

 

床暖房やオール電化など、最新の設備が施され、快適に過ごすことができました・・・

 

 古くて新しい・・・穏やかな・・・懐かしい空間・・・

時間がゆっくり流れるようです・・・

 

 一棟貸し切りの古民家ステイは、冬季料金(12/13/15)で一人あたり9,450円~

 各古民家には、その規模に応じて定員が定められています。定員より少ない人数で宿泊した場合は一人あたりの料金が高くなるようなシステムになっています・・・

 

 この料金を高いと感じるか、安いと感じるかはそれぞれの判断ですが、現実に宿泊客がいるという厳然たる事実があるということ!しかもたくさん!

ここが重要なことです!

 

 

 

無事に古民家へのチェックインを済ませた私たちは、近くの割烹太閤さんへ・・・

 高砂さんたちと、小値賀の海の幸を肴に「熱く語る第二弾!!」の始まりです・・・

 

 

この「おぢかリポート」では、おぢかの島人たちの「熱い想い」をシリーズでお知らせします。

 

 また、次回をお楽しみに!

 

 

 

 

 (前回までのあらすじ)

 島を想うもう一人の熱い男!高砂樹史さん!

 おぢかの「暮らすような旅」について熱く語ってくれました!

 ひきつづき、おぢか島旅のコンセプトについて語ってくれます・・・

 

 

 

 (本編)

 おぢかの古民家再生に深く関わったのがアレックス・カーさんです!

 この方は、アメリカメリーゴーランド州の生まれですが、少年期に体験した日本の美しさと、失われてゆく現状を国内外に訴え、次代へ残すべく、文化芸術活動の推進、講演、執筆活動など幅広く行い、日本各地に残る美しい風景と文化を守り伝える事業を推進されているそうです。

 京都の町屋再生も手がけられたこの方は、おぢかを訪れてすぐに好きになったとか・・・

 

 これまで島の歴史や暮らしを育んできた古民家は、保存ではなく、新しい形で大切に使い続けていくことが最良の方法と考え、最新の設備を備えた家に再生されているそうです。

 また、暮らすように過ごすためには、本格的なキッチンが必要として、整備されたとか・・・本当に島で暮しているような旅を提供したいと考えておられるようです。

 

 1211-13 おぢかリポート 142

 

 古民家ステイの利用客は9割が女性。しかもその中心は2040代の働く女性だそうです。しかも4割は東京からだとか(ちなみに九州からは3割)・・・

 

 古民家ステイ、古民家レストランのコンセプトは「小値賀を暮らす大人の旅」だそうです。

 天草から行くのも結構大変な小値賀に、東京の働く女性が数多く訪れる・・・

 暮らすように旅をする・・・こんな旅が大人の女性を引きつけるのですね・・・

 

 待てよ!これって天草でもできないか?

 やっぱりこんなふうに考えてしまいます・・・

 

 そして、驚くべきことが・・・

 

 高砂さんたちが取り組む一連の事業は、単に観光地をつくるのではなく、地域をつくることだということは以前紹介しました。

 つまり、人口の減少と少子高齢化といった課題を克服することが、真の目的であると・・・

 

 このような事業を初めてから、なんとこの小値賀町に100人ぐらいIターンしてきたそうです。

 また、新しいお店が7軒オープンしたとか・・・

 たった2,800人しかいない島に100人移住してきたってすごいことですよね!

 

 島の人たちの取り組みは、確実にその成果が現れています!すごい!

 

 

 

 島について熱く語る高砂さんに衝撃を受けた私たち!

 この後いよいよ今夜宿泊する古民家へ移動します・・・

 そして、晩ご飯は、高砂さんたちと一緒に、古民家近くの割烹太閤さんで!

 お酒をいただきながら交流を深めました・・・

 そこで、高砂さんから心強い言葉をいただくことに・・・

 

 

この「おぢかリポート」では、おぢかの島人たちの「熱い想い」をシリーズでお知らせします。

 

 また、次回をお楽しみに!

 

 

みなさん。2012年ももう少しで終わろうとしています・・・

 

みなさんにとって今年はどんな年だったでしょうか?

 

 ぼくは、4月から、ふるさと上津浦のまちづくりを担当させていただくことになり、あっという間に今日の日を迎えたような気がします・・・

 

 来年が、みなさんにとってよい年になりますよう心からお祈りいたします。

 

 よいお年を・・・

 

 (前回までのあらすじ)

 おぢかアイランドツーリズムの事務局があるフェリーターミナルで、私たちを待っていてくれたのは島を想うもう一人の熱い男!高砂樹史さん!

 おぢかの「暮らすような旅」について熱く語る高砂さん・・・

 ひきつづき、古民家を活用したおぢかの島旅について語ってくれました・・・

 

 

 

 (本編)

 おぢかの「暮らすような旅」は、農業や漁業といった島の暮らしにとけ込む民泊事業と、もう一つ、古民家を活用した事業があります。

 昼食をとった古民家レストランもそうですが、古民家に泊まることも出来ます。

 じつは、今夜は、その古民家に泊まる予定です!

 しかし、なぜ、古民家を再生し、宿泊施設として活用することが出来たのでしょうか・・・

 

 1211-13 おぢかリポート 134

 

 古民家は、町が所有者から寄附していただき、都市住民との交流施設として、国の補助を受けて改修したとのこと・・・

 もちろん、補助で足りない部分は、起債(借金)や町の資金を持ち出して行ったそうです。

 町は、改修した古民家をおぢかアイランドツーリズムと指定管理契約を締結し、宿泊施設として活用しているとのこと。その際に、町からの管理委託料は支払われませんが、一方で、宿泊料ほかの収益は、おぢかアイランドツーリズムの運営に充てることになっているとのことです。

 おぢかアイランドツーリズムには、現在17名の社員を雇用されており、人件費や施設の管理費、レストランの運営等に充てられているそうです。

 

 この事業を計画された当時は

こんなにお金をかけて改修しても、果たしておぢかまで人が来るのか?

 といった議論が相当あったそうです。

 高砂さんも町の議会に何度も呼ばれ、収支の見通しについて説明を求められたとのこと。

 その際に、高砂さんが訴えたのは

収支計算書なんてどうにでもつくれますよ!

でも、何かを始めなければ無人島になるんじゃないんですか?

うまくいくかいかないかという議論より、絶対にうまくいかせるんだ!という気持ちでやらなければだめですよ!

 

 このお話を聞かせていただいたとき、私はまた、少し恥ずかしくなりました・・・

 私たちは、とかく数字を並べて納得したり、納得させようとしたりしがちです・・・しかし、そんなことよりも大切なことがある・・・

 

 古民家については当時の町長さんが、一軒一軒交渉されたそうです・・・

 どうせ島には帰ってはこない。そのままにしておいてもいつかは壊れてしまう。処分費を払って解体するぐらいなら、町に寄附して活用してもらった方がいい。

 町と所有者の方との利害が一致したことによって、この事業に取り組めたとのこと・・・

 

 

 

 この後も、高砂さんのおぢかに賭ける熱いお話がつづきます・・・

次回は、おぢか島旅のコンセプトについてお話を伺います・・・

 

 

 

 

この「おぢかリポート」では、おぢかの島人たちの「熱い想い」をシリーズでお知らせします。

 

 また、次回をお楽しみに!

 

 

 (前回までのあらすじ)

 古民家レストラン「藤松」で昼食を終えた私たちは、おぢかアイランドツーリズムの事務局があるフェリーターミナルへ・・・

ここで待っていてくれたのは島を想うもう一人の熱い男!

高砂樹史さん!・・・

数字ではない。もっと大切なことを教えてくれます・・・

 

 

 

 (本編)

 高砂さんは、8年前に、自給自足の生活に憧れて大阪から移住して来られたそうです・・・

 それが、ふとあることからおぢかの地域づくりに加わることに・・・

 

 

何人来たかを競う観光地をつくることが目的ではない!観光を手段として地域をつくることが目的だ!

 

 過疎という厳しい現実のなかで、子育て世代をどう増やしていくか!その手段としての民泊であり、古民家を活用した事業ということなのでしょう・・・

 

 事業を始めようとした頃、民泊については、以前から修学旅行生などの受け入れの経験があり、住民の方々は大して抵抗はなかったと話されます。

 しかし、お金をもらうことに抵抗があった・・・

 ただ、赤字続きでは、事業として継続していくことは出来ないので、お金をもらうように説得したとのこと!

 実際は、大した利益にはならないと思うのですが、そのことが返ってよかったと話されます。

 つまり、お金儲けのためにやっているのではない!島の活性化のためにやっているのだ!という意識が生まれたことによって、当初7軒で始めた民泊家庭が40軒まで増えた要因だったと・・・

 こういった、島のためという「大義」があったことによって、民泊に参入しやすい雰囲気がつくりだされたとおっしゃいます。

 

 

暮らすように旅をする!

おぢかの旅は、民泊にしても古民家ステイにしても、島の暮らしの中にお客さんが入ってくることであり、他のリゾート地とは違う!ここは譲れないところだそうです。

ここまで知名度が上がった「おぢかの島旅」については、旅行会社からの誘惑も多いとか・・・

たくさん人が来ればよいということではないとおっしゃるのは、大量にお客さんが来れば、一番大切にしている「暮らすような旅」が出来なくなるからなのでしょう・・・

 

 

 この後も、高砂さんのおぢかに賭ける熱いお話がつづきます・・・

 次回は、古民家の活用についてお話を伺います・・・

 

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この「おぢかリポート」では、おぢかの島人たちの「熱い想い」をシリーズでお知らせします。

 

 また、次回をお楽しみに!

 

 

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