8月28日(木)、自主防災部会講演会を島子地区コミュニティセンターで開催し、
「東日本大震災の救護活動について」をテーマに日本赤十字社熊本県支部の
田中嘉一さんに講演していただきました。
【講演を行う田中さん】
【講演中の様子】
田中さんは震災直後に、熊本県の日赤から第1班(初動班)として被災地に入られ、
救援活動や医療活動に従事されました。
【第1班として出動する日赤職員】
講演では、震災直後の町の様子や避難所の様子を写真で説明され、
災害の恐ろしさや、避難者の方たちの辛さを話されました。
【東日本大震災の概要】
【熊本から石巻までの走行距離と時間】
【病院の状況】
夜中に到着した病院では、地元の石巻赤十字職員のかたが、大声で泣いており
「何で私たちも被災者なのに、こんなに働くのか!?」
と上司に訴えている場面を見たそうです。
避難所のかたも職員も精神的にも肉体的にもボロボロになっていたと話されました。
【安否確認の掲示板】
この掲示板を見るのにすごく行列が出来ていて、
掲示板の内容も衝撃的だったと話されました。
【避難所の様子】
巡回診療で避難所を廻ったった時の様子。
脚の踏み場もなく、避難者の方はプライバシーもなく、
相当ストレスが溜まっていたとのことです。
約2ヶ月被災地で従事され撤収するとき、被災者の方に
「遠く離れた熊本から出来ることは?」と質問したそうです。
そのとき被災者の方からは、
「義援金、救援物資はもちろんですが・・・」
「東日本大震災を忘れないで!この震災を忘れてはいけない!」
とのご意見が多かったそうです。
最後に「災害は忘れた頃にやってきます。普段から防災グッズを揃え、自分が避難する
場所、方法を地区や家族で話し合っておくのが大事です。」と話されました。
参加された地域の方達は、真剣に聞き入ってました。