今月試乗させて頂いた二台、Subaru-BRZ(6MT)とBMW320i-Sport(8AT)を通して今後のスポーツ・モデルの将来展望を考えていました。この二台を「購入」を前提として比較したブログもあるようです。価格は150万円くらい差がありますが、例えばスバル・インプレッサとBMW1シリーズも大きな価格差がありながらやはり比較検討されているようです。価格帯からすれば3シリーズと比較される国産車はスカイラインあたりがライバルなのですが、今のスカイラインはサルーン的なノリが強くなったためにスバルとの比較が増えた実状もありましょう。
スポーツカー復権が叫ばれますが、スマホ全盛な現在の経済の流れが変化すれば該当世代がクルマに再び興味を持ち始める可能性はあります。バーチャルな道具って結局は飽きてくるものだと思うのです。リアルな体験を通してでないと人間は成長しませんからね、もう社会は気付き始めているはずです。
技術文明はこれまで「速さ」を提供してきました。通信速度や移動速度、或いは調理の短時間化など様々な速さを我々は享受しています。そうした技術が更に磨かれることによりQOLの向上に繋がります。現在のスポーツカーは過去の「ただ速いだけ」「不安定で危険」「運転が難しい」といったものから飛躍的に発展し、誰もがその性能をより安全に楽しめるものに変貌しています。
スバルBRZも試乗希望が多く予約制だとか聞いてます。やはり皆さん興味津々なようです。消費がそちらの方面に傾くまでしばらく時間がかかるかも知れませんが、スポーツカーのある生活に新たな夢を提案していけば復権はそんなに遠くないでしょう。
皆さんもスポーツカーを持つ人々に会いに出かけて下さい。「おはくま」で待ってます。
余談ですけどマレーシアではトヨタ86が関税100%で日本のおよそ倍額出さないと手に入らないと聞きました。先進工業国「日本」に住むことの有難味を感じます。
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