死者の書
 福岡市美術館で開催中の「大英博物館・古代エジプト展」に14日に出かけて来ました。

この展示の目玉は全長37mに及ぶ「死者の書」が日本で初公開されるという点。開催二週目に入ってましたがかなりの来館者の数です。

古代エジプト人の死生観及び葬儀祭礼のあり方が見てとれます。死者の書とは死後に神々の前でどう振る舞えばイアルの野(仏教でいう浄土)に行けるかを死者に示すものです。儀礼書みたいなものですね。棺桶の内側にも記されたようですが暗くて見えないだろうし記す意味があるのか疑問ですが(苦笑)。

東洋において仏陀の人生哲学がやがて葬式仏教に変わっていった経緯を見るが如く、古代エジプトにおいてもこうした祭礼が商品化されていったのかなと思います。あの世に行ってもこの世と同じ豊かな暮らしがしたいと思う人間の浅はかさは洋の東西を問わないようです。人間の思考の根本を考えさせられる展示でした。

 

 

 

 

石本家への小路

石本家への小路
昨夜は天草が生んだ豪商・石本平兵衛について執筆されている河村哲夫氏の講演を五和町御領にある石本家の屋敷にて拝聴してきました。かつて500万両にも及ぶ総資産額を幕末間近に所有していたとされる一大商人だったそうで、河村氏はそれを証拠づけるべく調査・研究をなさっています。もはや四半世紀ほども費やしてらっしゃるとか。小生も素人ながら作家の端くれなので取材の大変さは御察しします。

石本はその財力で高島秋帆をバックアップしてたようですが、長崎の獄に巻き込まれその道を断たれます。また大名にも大金を貸していたようで、石本獄死のおかげで借金の返済を免れ財政的に得をした雄藩もあったようです。

 

石本家・現存する倉

石本家・倉

柳川では干拓事業の功績で神様扱いだそうですが、にもかかわらず歴史の表舞台に彼の名が登場しません。歴史から葬られたその人物像に光を当てることは天草の地域興しにも大いにプラスですし石本自身もあの世で喜んでくれることと思えますね。石本がこの世を去ったのは169年前。幕末の風雲児・坂本龍馬は当時まだ8歳です。それから10年後にはペリーが浦賀に来航します。その頃まで石本が生きていたら時代はどう展開したでしょうか?天草はどうなっていたでしょうか?

著書の値段はちと高めですが、是非読ませて頂こうと思います。

 

 

 

 

 

後付けHID

PRIUS Head light

現行モデルのPRIUSのヘッドライト、発売当時ハロゲン・プロジェクター・ライトの光量が少ないって苦情が多く販売店サイドでHID化したものだと聞きますが、旅先で突然点灯しなくなったとのことで入庫です。

 

「再起動したら点灯したが、再発が怖いので一度診てくれ」

 

との依頼です。

FUSE BOXを開けると中は電極が真っ白に粉吹いてました。これでは電気接点不良を起こしますから早速清掃。その後は普通に点灯してるようです。

心当たりのある方は一度FUSEの状態を確認してみて下さい。

 

 

 

毎年9/10月は各地でマイカー点検教室が開催されます。

これは自動車の基本的な点検方法を座学・実技両方で学べる無料の教室です。

クルマのメカには自信がないという方におススメです。

また、ある程度の知識を持っている人も専門家に直に尋ねる機会ですので更にスキルUP出来るでしょう。

 

実際路上でのパンク等でスペア・タイヤに交換している人を時々見かけますが、かなりの確率で間違った作業をしている例が多いのです。命にかかわることですので正しい手順で作業出来るよう正しい知識を身につけましょう。

 

熊本県の窓口は県自動車整備振興会:0963691441です。

 

最寄の会場を尋ねるか、或いはグループで申し込んで出張教室を依頼することも可能です。

 

 

 

5日の夕方Bas Mulder君という29歳のドキュメンタリー・カメラマンの人が当店に寄っていかれました。

BMWが好きなようでしばらく店内でクルマ談義した後、日本における神道と仏教の共存についてなど23:30まであれこれ話し込んでました。11日には日本を発つそうです。

 

彼がアフガンで撮影した画像は以下のURLで見ることが出来ますよ。

 

http://mulderphotos.com/

 

 

 

 

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