子は宝 地域で見守る 鯉のぼり

鯉のぼり

 

 木々には若葉が茂り、ぬけるような青空と澄んだ空気が気持ちの良い季節を迎えました。

 

 ゴールデンウィークに天草をドライブ。五和町手野地区の内野川に元気に泳ぐ鯉のぼりが目にとまりました。

 

 手野地区では小学校に今年入学した生徒の数と同じ数の鯉のぼりを泳がせるそうです。

 

 今年は6人 男女仲良く3人づつの様です。入学おめでとうの文字が書かれた看板。横には「芹生の郷」のモニュメントがしっかり見守っています。

 

 手野地区は芹が自生していたところから「芹生の郷」と命名したとのこと。

 

『丈夫と思へるものを 太刀佩きて かにはの田居に 芹子そ摘みける』(妙観命婦 万葉集巻第20 4456)


 芹を贈られた女性の返歌で、立派な太刀をつけて堂々としているあなたが、仕事を終えてから私のために、夜の間にこんなに芹を摘んで下さりありがとうの意だそうです。

 

 子供達には、人のために何かを成し、そのことに感謝する人に育って欲しいと思います。

 

 

田植えの準備が始まりました

春の訪れ

 

 午後から、NHKで放映された「こころの時代~宗教・人生~ シリーズ 私にとって

3.11新たな哲学に挑む」の録画を見た。


 政府の復興構想会議で、名誉議長を務めた哲学者・梅原猛さん(86)が出演され

た。の震災を「文明災」と位置づけ、議論に大きな影響を与えた。

 

 梅原さんは、3.11を機に20年来温めてきた「人類哲学」に着手。人間が自然を

る西洋哲学に代わって,日本の伝統思想をはじめ西洋哲学以前の人類の英

知を現代よみがえらせようという。

 

 お話の中で「草木国土悉皆成仏」という言葉を使われた。人間だけではなく、動物

鳥、植物や雪なども怨霊となって現われ、鎮魂されて成仏するという考えだそうだ

 よく考えれば、人間は人間だけにひどいことをして怨みをいだかれているのではな

く、物や植物や大地に対して、殺戮や大伐採による砂漠化などの環境破壊を「

の進歩の名の下に当然のごとくやってきました。人間中心主義の身勝手な発想

を無反省に続けていたら駄目だと梅原先生は心底から思っておられる。


 夕方から少し遠出の散歩をした。山には自然の馬酔木が花をつけ、沈丁花の花

の香、梅の白い花美しい。菜の花の向こうでは田植えの準備が進められていた。

 

 普段車で通るときには気付かない天草の春の自然の息吹を感じることができた。

 まだまだ天草には多くの素晴らしい自然と農業漁業をはじめとする豊かな営みが

ある。これからは経済的な「文明の発展」から、自然と共存する暮らしや文明の創

造を意識してみたいと思った。

 

 

時は人を待たざるなり

東向禅寺の紅梅

 天草市本町の東向禅寺に参拝した。山門をくぐると広々とした境内に紅梅の老木が

見事な花を咲かせていた。

 

 本堂にお参りをすませると、ご自由にお取りくださいの張り紙が目に留まった。そこに

は詩が書かれた一枚の紙が置かれていた。

 

    日の昇にも 手を合わせず

       月の沈むにも 心ひかれず

    あくせくとして 一世を終えて行く人の

      いかに多きことぞ

 

       道のべに 花咲けども見えず

          梢に鳥鳴けども聞かず

        せかせかとして 過ぎ行く人の

           いかに多きことぞ

 

    二度とない人生をいかに生きいかに死するのか

       耳をかたむけることもなく

    うかうかとして 老いたる人の

       いかに多きことぞ

 

    川の流れにも 風の音にも

       告げたもう声のあることを知らうともせず

    金に 名誉に 地位に奔走し終わる人の

       いかに多きことぞ

 

    時は人を待たざるなり

 

                                           (詩 板村 真民)

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