透析治療を専門とする京都市伏見区の桃仁会病院では、
患者552人が新型インフルエンザワクチンの接種を希望し、
京都府から配布されたのは52人分だそうだ。
ワクチン接種の順番はくじ引きできめるのだとか。
10mlバイアルについて
 新型インフルエンザワクチンは妊婦用を除いて「10mlバイアル」で供給される。
 通常の季節性インフルエンザワクチンは、1mlバイアルでの供給が当たり前。

なぜでしょう?
たとえば、1mlバイアルの場合、うまく使えない場合を想定し、通常1.4ml程度入っている。
つまり、一人0.5mlずつなので、二人に打つと0.4mlずつ無駄になる。20人に打てば8人分無駄になる計算。
これを10mlバイアルにすると、通常19人に打てるので、19人打って無駄は1人分という計算になる。
すごく無駄が少なくて、良さそうに思える、机上の空論。

受託医療機関に名乗りを上げた医療機関は60以上あります。
http://www.pref.kumamoto.jp/uploaded/attachment/26230.pdf
このすべての医療施設で、1回封を開けたら、余った分は翌日には使えないので、
1日のうちに約20人分を使いきらなくてはいけない。

可能でしょうか?
もし、各診療所が平均で10人程度のワクチン接種を行うと、半分程度のワクチンが無駄になってしまう・・・。
最初の計算より悪くなりそう・・・。
もし、翌日に持ち越せば、病原菌が繁殖した者を注射することになり、本末転倒。

受託医療機関をこんなに増やさず、各保健所でするなど、まとめてすれば、
10mlバイアルは良い案だったかも。

猿知恵と言われたくないから、またものすごい通達を出してくるんだろうなぁ。



10月16日に、厚生労働省が医療従事者の新型インフルエンザワクチン接種回数を2回から1回に変更。
1回接種だと抗体価が10ポイント低くなるが、本当に大丈夫???
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