天草工業高校2年生の3人が、インターンシップで館内業務を体験している。

初日は、天草キリシタン史などの授業で戸惑っただろう。

そして、「何のために働くの」と質問する。「お金を稼ぐため。生活のため。」と応じる。「それだけだろうか?」と更にイジワルな質問。

「私は働く中でスキルを高め、社会人としての喜びを感じた。退職してこれまでの経験を伝える事で働いた証を残している」など、おじさんの自己満足を話す。

現代の日本では、職業、金銭、宗教に関する教育がなおざりになっているのでは・・・。


インターンシップ(縮小760×506)


谷川俊太郎の最新詩集「ベージュ」を読んでいる。

帯に「18歳の日、ぼくは湧き上がる詩を大学ノートに書き始めた。あれから70年―」とある。

あとがきには「米寿になったが、ベージュという色は嫌いではない。」と。

県立図書館で講演されたとき、色紙を書いて頂いた。

「君はどう読みますか?」。私なりに句点を付けて読んだ。

「正解は?」と尋ねると、「ありません。好きに読んでもらえれば。」とのこと。

間もなく90歳を迎える巨人はユーモア満載。しなやかさと強靭を併せ持つ瞳で笑いかけて頂いた。


谷川俊太郎(縮小760×506)

天草オリーブの収穫が盛んだ。
近年、高齢化対策、休耕地活用を目的に、急峻な土地で栽培面積が拡大している。
今年は生産量が少ないようだが、搾られた油はバージンオイルとして食用、化粧品などで販売。
天草の新たな農産物として注目されており、イノシシの運動場となっている我が家の畑にも苗木を植えてみようか・・・。

オリーブ(縮小760×427)

今年の柿は裏年だが我が家の甘柿は豊作だ。
「年をとったとき、自分でもぎって食べるため植えた」と、8月に他界した母が笑いながら病室で言っていた。
1月にひ孫と初対面した母は「一生懸命勉強して、賢くなりなさい」と声をかけていたが、今秋は私が孫に届けよう。
熟した柿が青空に輝く。
甘柿(縮小760×570)
10月9日(金)にNHK BSプレミアム「新日本風土記」で、天草が放映され1分ほど私の姿も流れた。
実は、2日間の案内、4時間の説明・解説をし、詳細なやり取りをしている。
原城から見た天草は、人々の息遣いが聞こえるくらいに近く、切ないほどに愛おしく感じた。

新日本風土記(縮小760×427)
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