天草市の取り組み

 「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」は、平成19年1月、ユネスコの世界遺産暫定一覧表に登録されました。その後「長崎の教会群」の構成資産として、平成24年6月に「天草の﨑津集落」が選ばれ、熊本県・長崎県とともに世界遺産登録推進を行っています。また平成26年7月10日、国の文化審議会にて、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」をユネスコへ推薦することが承認されました。

 今後、正式に世界遺産として登録されるためには、世界遺産としての価値の証明や、将来にわたって資産を守っていくための保存管理計画の策定、国内外の同じような資産との比較研究などを行う必要があります。
 近年の世界遺産委員会の審査では、教会や史跡そのものだけではなく、その周辺の集落や自然環境などの景観まで含めた保存管理が重視されています。そのため、行政だけではなく、地域の皆さんが景観を守るためのルール作りに参画するなど、自らが環境を守り、遺産を未来に引き継いでいくことが大切です。

 天草市では、信者の皆さんの生活の一部であり祈りの場である教会を大切に守りながら、所有者や関係市町と一体となって、世界遺産への早期登録に向け取り組んでいます。


これまでの経緯と今後の活動計画

 これまでと今後の流れ