オリーブの実(小) オリーブの木に被害を与える、代表的な病害虫の一部を紹介します。

オリーブアナアキゾウムシ 

 モクセイ科の木、特にオリーブを好んで食害します。

樹皮を食害した跡に卵を産みつけ、卵から幼虫がかえると、それから成虫になる200日以上もの間、木の内部を食害し続けます。

 オリーブの株元におがくず状の木屑が落ちていれば、木のどこかに害虫が潜んでいると判断できます。


木をよく観察し、幼虫、成虫は見つけしだい捕殺しましょう。


 また、株元は雑草や枯れ枝を取り除き、常に綺麗な状態にしておくことで、ゾウムシの隠れ家となる場所を作らないようにしましょう。

ゾウムシの被害


その他の害虫

ハマキムシ、テッポウムシ、スズメガなど。

 

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病害虫対策には登録農薬による薬剤散布を行うことで、より確実な防除が期待できます。

薬剤散布を行うときは、必ず登録農薬を使用しましょう。

病害虫対策は、こまめな圃場管理が一番です。

炭ソ病 

 土の中の病原菌が雨などを媒体として、枝葉に付着することで発生すると言われています。

 枝葉や実に褐色の斑点ができて広がり、そこから部分的に枯れることもあります。

 病気が発生した部分はすぐに取り除き、薬剤を散布しましょう。また、周囲に落ちた実や剪定した枝葉があればそれらも処分します。

(病原菌となりうるものをそのままにしないこと)


しょうこ病 

 枝が茶色に変色し、葉が落ちたり枯れたりする病気です。

 枯れ枝は除去し、風通しを良くすることで拡大を防ぎ、木の回復を促します。

2011年09月14日更新
キーワード: オリーブ