『まこて~』とは有明人ならば何度も耳にしたことのある言葉だと思います。
意味は「誠に」とか『本当に』という意味ですが、例えば大きな鯛が釣れたからと見せてもらった時に自然に『まこて~』と出てきますよね?
管理人は元コミセンの魔術師と勤務を共にしている時に何度も『まっこて~』と言われたことがあります。
それまでの話の流れや、間に小っちゃい『つ』が入ってること、魔術師の声のトーン・ニュアンスからして呆れとらすばいな~というのがわかりました(笑)
『そがんことも知らんとか?』と次に出てくる言葉まで浮かびそう。
↓ ↓ こちらは有明町文化協会歴史民族委員会が平成12年に作成されたもの。
こちらの方言集を見てみると、子どものころから聞き慣れたもの、
自分では使ったことがない言葉でも意味はわかる!!
へえ、そういう意味やったと?そんな面白い言葉が満載でした☆
『まこて~』で付け加えるとするならば、子どものころにクラスメイトがお母さんのまねをして『まこて まこて まこて~もう!!』と“まこての三段活用”(まこての言葉は変化してませんが)をすることによって、三段階で声のトーンが大きくなり、さらに『もう』が入ることによって、いかにお母さんが腹を立てとらすかというのが伝わってきます。
多分、管理人も何度となく言われたことがあるからでしょうね!
間もなくお盆ですが、帰省された際にはたくさんの懐かしい方言を耳にされることでしょうね。
楽しいお酒の席で 『あんまり夜中まで騒いどれば夜声八丁(よごえはっちょん)連れぎゃくっですばい!?』
※夜声八丁とは子どもが夜泣いたりむずがったりした時におどしたり、なだめたりするときに使った夜の静けさを擬人化したもののようです。
それぞれの年代ごとに幼いころ、目には見えない妖怪みたいなモノで怖がった記憶があるのではないでしょうか?