整備工場(1)

九州運輸局長認証:第4-566号

 

これ正式な認可を得てる整備工場って意味です。

車検整備が出来る工場ってこうした認可をとって営業してるんですよ。

うちは車両エレベーター付き二階建て工場になっていて階上も作業場になってます。狭い敷地を有効活用するためですが、こうした構造の整備工場は都市部でも珍しいかと思います。

二階からご自分の車両がエレベーターで降りてくる時にサ○ダーバードのテーマを口ずさんでたお客さんがいらっしゃいました(笑)

整備工場(2)

最近は整備作業についてはこちらに一任されるお客さんが殆どですが、昭和の時代はユーザーの方と一緒にクルマいじりしてることも多かったですね。

工場の奥はカーテンで仕切るとプライベート工房ぽくて寒風の吹きこみも少ないので、夜も細かな作業をしてるのが通行人から目撃されてるかも?


決して地球征服メカをこっそりと製造してるわけではありません、念のため...ww

整備作業(1)

整備というのは地味な作業です。

左はディスクブレーキのキャリパーの分解画像で右からシリンダー/ダストカバー/ピストン/オイルシール。これらを直に見たことのあるユーザーは少ないでしょう。


天草は塩害のせいでしょうかね、ピストンのスライド面に錆が固着するのを時々見かけます。安全面に大きく影響する部分なので定期的に分解点検をします。これもワイヤーブラシやサンドペーパーでひたすら磨くといった地味な作業なんです。

 おかげで指先がいつもひび割れだらけだったりする...(苦笑)

整備作業(2)

これはインジェクター(燃料噴射弁)です。
エンジンの吸気ポートに霧状にガソリンを噴射します。これも技術革新で年々噴霧が微粒子化されてきていると聞きます。
燃料に異物が混入したりしてこの弁が作動不良を起こすとエンジンが始動不能になったり回転がバラついたりします。
自動車は「総合工業」と呼ばれるほど様々な科学技術や幾多の部品の集合体です。故障具合も様々で、トラブル探究と修理も毎回勉強と研究の繰り返しですね。
色んなツールが開発されても最終的に判別するのは人間なんです。

2013年08月30日更新