Aston Martin福岡、新社屋にて

GT12 reception

1030日。夕闇の迫る中、福岡天神界隈でちょっとした用事を済ませてから愛車の'89-BMW320iカブリオレをオープンにしたまま向かった先は同市東区原田にあるAston Martin福岡の新社屋。今回のレセプションにはVantage GT12がお披露目される。


 サービス工場内に設けられた会場には3台のVantageが。一台はV8 Vantage N430、そして整備リフト上の二台のV12 Vantage Sのホイールの奥には鈍く光るカーボンセラミック・ブレーキローターが覗く。リフトUPしてあるのはVHプラットホームを真下から見られるようにとの配慮と受け取めじっくり拝見していると、脇から奥方に


 「子供みたいな目になってるよ 」


 と指摘されてしまった。高級建材のようなアルミニウム構造材の組み合わせの妙に見入ってしまったようだ。クロスメンバーやアーム類など部位毎に配合の違うアルミ材が使われているのだが、フロアパネルもまたアルミ製。なんだかレーサーレプリカ系のMotorcycleを連想する。


 会場には新CEOAndy Palmer氏もいらっしゃり直接会話することが出来た。温和な雰囲気のPalmer氏は福岡には縁のある方で小生とは同い年、またBMWバイク・オーナーでもあるらしい。昨年までは日産の副社長も勤め、日本をよく理解する方がCEOとなられたことで日本のAston Martinファンにも嬉しい何かが起きそうな予感。


用意された席に座り場内が暗くなると正面のスクリーンにプロモーション動画が映し出され、次にまるでレーシングカーのようにクイックなレスポンスの良い甲高い排気音を響かせてGT12が登場する。続いてPalmer氏がスピーチされた後、来場者皆でGT12に近づいて、触れ、乗り込み、その出来栄えを直に堪能した。シートはもちろん天井やサンバイザーまでもアルカンタラ・トリムの室内に小生も滑り込む。他のAstonのモデル同様に妥協のない仕上げだが"Inspired By Racing"なモデルゆえにストイックな印象だ。座席も骨格はカーボン製である。


 エンジンは600psまで出力を上げたV12。車重は標準仕様のV12 Vantage Sより100Kg軽量化され1565Kgとのこと( 因みに我らが日産GTR"pure edition"550ps/車両重量1740Kg )。どんなパフォーマンスを想像させる?

 このGT12は世界限定100台、そのうち10台が日本のオーナーに納車される。このように希少なクルマに触れる機会は有難い。本音は出来ればサーキットで走らせてみたいが(笑)。


今晩はこの新たな正規Dealerを開設した台湾の永三MOTORS会長の張定民(Timothy Chang)氏も来場なさっており、会話させて頂いた。Palmer氏とは反対にクールな、007のアジア圏エージェント役などぴったりな印象。小生のBMWを目にとめ、お褒め頂き恐縮であった。


今回来場された方は小生がいた間に数えた限りで数十名程度。限られた人々へのお披露目に招待頂いたこと自体恐縮であったが、奥方共々本当に良い時間を過ごさせて頂いた。Aston Martin福岡関係者の方々に謝意と敬意を表したい。



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