第12回 「くまもとアートポリス推進賞」 受賞
現在の西の久保公園は、1989年(平成元年)熊本県天草農業研究指導所畜産部跡地の利用について、地元住民から県知事に陳情書を提出したことから、四季の花を観賞できる「憩いの場所」、イベントの開催ができる「楽しみの場所」そして自然学習・里山体験ができる「学びの場所」として整備されました。
約42ha (福岡ドーム6個分、福岡ドームのフィールドであれば30個分の広さ)
右写真の園の名前が入った石は、重さ30トンの山をイメージした自然石で、担当者は県内各地を回って探したそうです。
河内山の池は、昭和9年に水田の灌漑用水用として建設されたもので、現在も牛の首区、浜崎区にある田んぼの大事な灌漑用水として使われています。
西の久保公園が一部開園したときに、500匹の鯉を放流してあります。
また、池にあるハスやホテイアオイの咲く時期は、水に映えてきれいです。
御衣黃桜(ギョイコウザクラ):
京都の仁和寺で栽培されたのがはじまりです。貴族の衣服の萌葱色に近いためこのように呼ばれています。
4月中旬から咲き始める桜で、黄緑色の花をつける大変めずらしい品種です。
園内には、カンヒ桜、八重桜、オオシマ桜など約400本の桜があります。
その他ツツジ7,000本、あじさい6,000株、もみじ300本などが植栽されています。
多目的広場:
幅50m、奥行き200mの芝生広場で、グランドゴルフ、キッズサッカーや各種イベントが、年間を通じて開催されています。
広場の北側には、せせらぎ水路があり、水深が浅く、こどもたちの遊び場になっています。
長さは約170mで、池に注いでいます。
遊具広場:
木製複合遊具やスカイロープなど小学生高学年まで楽しめる遊具があります。
斜面を利用したネット遊具は、天草ではじめてのもので、いろんな遊びができますので、安全には気をつけて工夫して遊んではいかがでしょうか。
その他、環境窯、トンボの池、自然探勝路、展望所、ドングリの森などあります。
中でも、棚田を利用した花菖蒲園は西日本有数のもので、
約25万株の花菖蒲・アヤメ・カキツバタがあります。肥後系の花菖蒲がたくさん植えられています。
園内には、幅員2mの木道が230mあり、花菖蒲などを横からまた上から眺めることができます。
毎年、花しょうぶ祭りが盛大に開催されています。