新コーナー

 

野菜のチカラ  

 

#01

 

夏バテ対策にピッタリ☆

シシトウ

 

先端が獅子の頭に似ていることからこの名前がつきました。

 

≪成分&効果≫

  

ビタミンCが豊富に含まれ、免疫機能を高めて、疲労を回復させる効果があるので、夏バテ対策にはピッタリの食材です。

カロチンも豊富で、細胞の老化を防ぎ、美肌効果があります。

唐辛子と同様に、カプサイシンを含みますので、新陳代謝を促進し、脂肪を燃焼させるので、ダイエットにも向いています。

カリウムは、塩分バランスの調整・利尿作用があり、むくみや高血圧に有効。食物繊維は便秘に効きます。

 

 

 

≪選び方のポイント≫

 

緑が濃くて、細く小さめのものが良質です。つやがあって香りがはっきりしたものを選びましょう。大きくかたいものは、味も風味も落ちています。

 

≪調理法≫

 

加熱する前に竹串などで数カ所穴をあけましょう。加熱中に中の空気が膨張して破裂するのを防ぐことができます。短時間で加熱し、手早く調理することで、色、香り、栄養を低下させることなく、おいしく食べられます。

 

 

 

甘とう美人

 

京都府舞鶴市地域で栽培されているとうがらしです。
別名『万願寺とうがらし』と呼ばれ、伝統と歴史が深い京野菜の中では比較的歴史が浅く、近年になって栽培されるようになった品種です。
伏見とうがらしとピーマンの交配種という見方もあり、一部では『ししピー』などと呼ばれていたりもします。
果実は15㎝程になり、甘味がある肉厚のヘルシー野菜として人気が高いです。
焼き物や炒め物はもとより、天ぷらや素揚げといった果実のボリューム感を生かした料理に最適です。

 

 

 

≪調理法≫

ピーマン、ししとうのように、天ぷらや串揚げにも向きますが、より美味しいのは素焼きです

表面に少し焦げ目ができる程度の強火で焼き、かつお節としょうゆをかけて食べると素材独特の風味が引き立ち、酒の肴に最高の一品になります。

また味噌炒めなどの炒め物にも向きますが、京都では、煮物として、ちりめんじゃこと一緒にしょうゆ味で煮て食べます。これは、甘長とうがらしの独特のうまみを引き出す伝統的な料理のひとつです。このほかにも工夫次第で、ピーマン、ししとうにはない食味が楽しめます。