五和地域の東部に位置する御領地区は、市指定文化財(石本家屋敷・芳證寺衆寮堂)や史跡が多く点在する文化の薫る地域です。毎年2月に実施している『御領史跡探訪』には天草島内よりたくさんの方に参加して頂いています。
▼石本家屋敷でガイドから説明を受けている参加者

また、良質の野菜を年中栽培できる松崎台地の地盤は、およそ9万年前の阿蘇山大噴火による火砕流が有明海を滑り流れて固まった阿蘇溶結凝灰岩(御領石)で、この御領石には、水を吸収するなどの水分調整作用や熱を吸収する作用があり、良質の野菜を収穫することができています。御領石は加工がしやすく建築物や日頃使うものまで様々なものに利用されてきました。近年では、御領石を使って『御領石彫刻教室』と題して、年3回お地蔵さんやくまモンを彫る教室を開催しています。
▼お地蔵さん制作中


▼くまモン製作中


▼くまモン製作中(小学生)


御領門前町商店街を中心に一帯を竹灯ろうや石灯ろうなどで幻想的な光に包まれる「御領石竹秋宵まつり」を毎年10月に開催していますが、今年も新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止となりました。来年こそは開催できるように新型コロナウイルスの終息を期待したいと思います。


▼平成30年度 法證寺境内の様子

▼令和元年度 法證寺境内の様子

【問い合わせ先】
御領まちづくり振興会
Tel/Fax:0969-32-0324