福連木里づくり振興会
福連木地区は、天草下島の中心付近に位置し、その東の山間部には『角山』と呼ばれる広大な天然林が広がっています。
その昔、角山は多くの樫の木が群生しており、多くの地区民はその樫を生活の糧としていましたが、山で採れる良質な樫が幕府の知るところとなり、角山は江戸幕府直轄の領地となりました。
そのころより山は『官山』と呼ばれるようになり、幕府の直轄領となってしまったことで、地区民は一切山に立ち入ることが出来なくなり、稼ぐすべを失った人たちは苦しい生活を強いられることとなりました。
そのため、家計を助けるために多くの幼い子どもたちは子守奉公に出ることとなり、その子供たちが遠い異郷の地で、望郷の念にかられ、寂しさから心情を唄に託したものが、今も伝えられている『福連木の子守唄』です。
現在、福連木地区では、歴史的にも貴重な角山を散策してもらうための『角山官山トレッキング』や、福連木の子守唄を広く知ってもらうための『福連木子守唄&童謡まつり』を例年開催しております。また、昔ながらの里山の生活を知ってもらうため樫の木を利用した『炭焼き事業』なども実施しております。
みなさまのおこしをお待ちしております。
※今年の『福連木子守唄&童謡まつり』は新型コロナ感染防止の観点から中止とさせていただきます。
角山官山トレッキングのようす

角山山頂からの景色

『福連木子守唄&童謡まつり』のようす

炭焼き事業のようす

お問い合わせ先
福連木里づくり振興会 TEL0969-45-0111