本町地区は、天草・島原の乱後、天草島民の生活安定や産業復興などに尽力された初代代官“鈴木重成公”を祀った「鈴木神社」や名刹「東向寺」、壮大な天草灘を眼下に見ることができる眺望絶景な「矢筈岳」など、観光資源が豊富なところです。
今回は「鈴木神社」と「東向寺」の紹介をします。
鈴木神社は、天草のために犠牲となり礎となった鈴木重成公、その遺髪が埋められた遺髪塚に建立され、兄の正三公、子の重辰公も祀られています。境内には、重成公の遺髪塚、市指定文化財の鈴木明神伝碑があります。

東向寺は、島原・天草一揆後に初代代官鈴木重成が、兄である鈴木正三和尚の意見にもとづき、民心安定のために建てた天草四ヶ本寺の1つです。幕府の威光を示すため、本堂には徳川家康・秀忠の木像や、歴代将軍の位牌が祀られています。

ぜひ一度参拝されてみてはいかがでしょうか。
※鈴木重成公…島原・天草一揆後の天草初代代官。年貢を決める基礎である石高が過大評価されているとして石高半減を幕府に嘆願し、果てにはそのために切腹したと伝えられています。その後、二代目重辰公のもとで、悲願の石高半減が実現されました。
【問い合わせ先】
本町地区振興会 Tel 0969-23-4735