| 方 言 |
標準語 ・ 意味等 |
解説・使用例等 |
| とうたび | 果物(いちじく) | KOさん提供 |
| とうで | 飛んで | 「"とうで"きた」(飛んで来た) |
| どうろこうろ | どうにかこうにか | "「たっしゃかのい」 「どうろこうろしとっとばのい」" |
| とみ | 唐箕(とうみ) | "KOさん提供

 これは唐箕といって主に稲作で使われた選別用具です。脱穀したばかりの籾に、藁やゴミ、実の入っていない空籾や籾殻などが相当混じっています。籾が白米になるまでの工程のあいだには、仕上がった穀物とそれ以外の物とをより分ける選別作業を何度もしなければなりません。そこでごく最近まで活躍していたのが、箕や唐箕、ゆすりやとうし、篩(ふるい)といった調整用具でした。" |
| とかぎり | とかげ | KOさん提供 |
| どがんでん | どうにでも | 「どがんでんよか」(どうでもよい) |
| とごえる | 暴れる | わざと暴れるの感じ。 |
| どこっじゃか | それどころではない | 「"どこっじゃかっ"じゃっで」 (それどころでは、ないんだから) |
| とじ | おこげ | KOさん提供 |
| どし | 友達 | 同士 |
| どしこ | いくら | どれだけ。「どがしこ」とも。 |
| としのばん | 大晦日 | KOさん提供 |
| とじゅう | 本家のこと | |
| とずく | 届く | 「てんじょに あたまん とずく」 (天井に頭が届く) |
| とぜんなか とじんなか | 寂しい | 徒然なか |
| とつけむなか | とんでもない | |
| とっとっと | 取っているのです | ここん席きゃァ おりが「とっとっと」 |
| とっぺん | 頂上 | 一番上(木のとっぺん) てっぺん |
| とと | 父 | |
| ととぐち | 船着場の入り口 | 漢字で書くと「渡唐口」と書き、川内川の河口から持ち込まれた言葉であろう。唐(から)への船着場の階段になっている所。意味の深い言葉である。 |
| どとし | 白蟻 | KOさん提供 |
| とにゃわすれ | ど忘れ | |
| どべ(どんべ) | ビリ | 運動会でどべになった STさん提供 |
| とぼしだこ | 手長蛸 | 砂地に生息 祐さん提供 |
| とまいどら | 唐米袋 | 麻で作った丈夫な袋 (おそらく唐から米を入れて来たのだろう) |
| とみしゃご | ホウセンカ 鳳仙花 | とみしゃごの白い花は焼酎漬けにして、汗疹の薬にした。幸子さん提供 |
| どもこも | 非常に | "「今年の 梅雨は どもこも 暑かった ばえ」
どうにも こうにも" |
| どぼれ | 鈍くなる | 鉛筆の芯が「どぼれた」 |
| どん | 殿 | 擬人化する。正月どん。盆どん。節句どん。 |
| どんく | 蛙 | 本書も「どんく・の・つぶやき」と言う名をつけた。 |
| どんくびより | 蛙日和 | 定まらない日和のこと。 |
| とんじゃくなか | だらしない | 無頓着 |
| どんずまり | 行き詰まり | |
| どんだ | 土手 | (上と下との法面のこと)(女子大生から)05,3.14 |
| どんどん川 | | 大雨で川の流れが急な様子(清二君提供) |
| どんばら | 大きなお腹 | 妊婦を指すことも。「あんひとはどんばらばえ」 |
| どんぽ(どっぽ) | ハゼ・魚の名前 | 祐さん提供 |