方  言 標準語 ・ 意味等 解説・使用例等
「どこん、"し"かな?」(何処の、人ですか?)
しいら 空っぽ 「今年の麦は しいらばっかり」(しら)とも。
しおけ 酒の肴 今夜ん「酒んしおけはなんだったろか?」 「しおけ=塩気」「しおけ=酒の肴」
※お茶うけの漬物を「塩気」と言う。
しおむきゃ(潮向い) ウマが合わない 「○○と××は しおむきゃじゃっで」
しぇんしぇい 先生 天草では「せ」を「しぇ」と発音する。
しかぶる 大・小便を漏らす 「小便ば しかぶった」
じげ 地元 「じげもん」(地元の産物)
じご お尻 祐さん提供
じこか 利口者・良い子 「こん子は"じこか子じゃっで」(この子は良い子だから)
しこぶる 格好をつける 祐さん提供
しこらしか 格好が良い 祐さん提供
じこもん 利口者・良い子 「こん子は"じこもん"("じこかっ")じゃっで」(この子は良い子だから)
じさん お爺さん
しっきゃ 悉皆(しっかい)(全部) みんな、すべて。深海では、「かい」を「きゃ」「きゃァ」と言います。貝=きゃァ・買い物=きゃァもん・しなさい=せんかい=せんきゃ・
しっだか 海にいる巻貝の一種 尻が高い巻貝の名前
しったたき セキレイ 黄セキレイ・白セキレイ・KOさん提供
しったれ 末っ子 「すったれ」とも。
しっちゃいけた 落ちた・落とした KOさん提供
しとぎ 古語 うるし米を研ぎ、翌朝生米のまま臼で搗いて丸めたもの。
しのべる 片付ける 台風の跡しのべ
しみゃ 終わり
しめぎ 雑木を割ったたき物 今では雑木林も伸び放題 
しもたかのい 夕方の挨拶言葉 深海では「今晩は」の意味で、「相手の人は今晩のご飯は食べたであろうか?腹を空かしているのでは」と言う労わりの言葉である。
しゃ (ごはんの)おかず 「きゅん "しゃ" は なんきゃ?」 (今日のご飯のおかずは何ですか?) 
しゃかんどん 左官屋さん KOさん提供
じゃじゃ ダイダイ(かんきつ類) 祐さん提供
じゃか 違う KOさん提供
じゃが そうだ 「じゃが、じゃが」(そうだ、そうだ)合槌の言葉。
じゃくどん 大工さん KOさん提供
しゃく 海老の一種 鯛釣りの餌 祐さん提供
しゃっしゃる 差し出す 「そん、棒ば、しゃっしゃって みや」(その、棒を差し出してごらん) 
じゃっで そうだから
じゃっと  (じゃる) そうだ 肯定の言葉。「じゃっとさい」(そうですよ)
しゃなべる 伸ばす 座ったまま足を伸ばすこと。KOさん提供
じゃばな  (じゃんなぁ) そうですよ 女性が多く使う。
じゃら 平地 KOさん提供
じゃるばって(ん) そうだけど・・・
しゅがる したい 「小便ば しゅがる」(小便を したい)
じゅぐっしょ 熟した柿の実
じゅっくわり 水たまり
しゅっじゃくし お玉杓子 Dさん提供
じゅったんぼ 泥水溜まり 祐さん提供
しゅり Dさん提供
じゅる しゃぶる 「じゅったり」=しゃぶったり
しょえ 醤油 「てしじょえ」(自家製の手造り醤油) 
しょけや 竹細工家業 竹で"しょうけ"等を作ることを生業としている人は、「しょけたどん」と、言う
しょとんよか 真面目 「しょとん良か人」(真面目な人)
じょろんぼくさぶ キュウセン(ベラ)魚の名 祐さん提供
じょん 可愛い 「じょんじょん息子」(かわいい子供)
じょんだれ だらしがない 「ずんだれ」とも
(じょんだれた着物を着ていた)
しょんべんしゅ トラギス 魚の名前(キスの仲間)
じらっけん(けむ)なか 途方もない
しりふぞう 尻に下げた財布 尻に下げた財布のように、何時も誰かの後について回って離れない子供のこと。
じんぎこんぎ 交際 家と家との交際。冠婚葬祭などのお付き合い。
じんべん 神変・めずらしく・ふしぎに・ ようこそ・「じんべんな人」(真面目な人)