方  言 標準語 ・ 意味等 解説・使用例等
かいか 痒い 「背中ん かいかけん かいてくれ」
かか 夫が妻を呼ぶ時の言葉子供もお母さんのことをそう呼んだ。 "先生「お父さんやお母さんのことを(とととか、かかとか)呼んではいけませんよ」
先生「今日から家に帰ったら、おとうさん ただいま。お母さん ただいまと言うんですよ」
  家に帰った子供。
子供「お母さん ただいま帰りました」
母親「あよ?。おるげん ひろが、何んちゅっじゃい 言うたばえ」
母親「ひろ。何んちゅっさい」
子供「かか、こっぱ くわぁせんて 言うたっじゃっかん」
母親「ほがんのごてにゃ なかった ごたったばえ?」
  昭和初期の母親と子供の対話。"
かきのつ(う) ゴキブリ KOさん提供
かくち 牡蠣打ち カキの殻をはがすのに 使う、ハンマーの先がとがったような道具
かぐめる 頭の上に乗せる 農作業の作物など。こいどりをかぐめて・・・こいどり・参照
かずむ 嗅ぐ 匂いを嗅ぐ。
かせ 加勢・手伝う
ガゼ ウニ 祐さん提供
かせがう 忙しく立ち振る舞う 「せしかう」と、同義語
かたくっちょ 片方違い(反対) 「靴ば、かたくっちょに履いとった」m村さん提供
かち 歩いて かちで行く→歩いて行く STさん提供
かちゃしあぶら 山茶花からとった油 実がなり少し割れてきたら収穫、自家製油を作っていた祐さん提供
かちゃに 片寄った荷物 片方の荷物。荷物の半分。天秤棒で担いだとき前後の平均が取れていない担ぎ方。
かちゃりもどし 交互に返す もん搗き、ヒエ搗き、田植えなどの農作業をお互いに協力して交互に行うこと。
かった 借りた
かてる 加える 仲間に入れてやること。
かど 薩摩弁では一軒の家の事。肥後国誌では「かまど」と表する。
がね カニ 「わたんがね」(ワタリガニ)
がねこっこ 植物の名
がねんぶ 山葡萄の一種 STさん提供
かまげ 藁で作った入れ物(かます) KOさん提供
がめる 盗む 祐さん提供
がらいし 軽石 KOさん提供
からう 背負う
がらかぶ(ガシラ) メバル STさん提供
からすまがり 足が引きつる KOさん提供
がらっぱ 河童(カッパ) トメ爺さんの友達? 
からまんしお 小潮 祐さん提供
かる 借りる
かんぎゃんなか 考えのない 考え方が浅い
かんげ 髪の毛
かんだら ごまかして自分のものにすること つり銭をかんだらした。焼き鳥さん提供
かんらん キャベツ KOさん提供