とっておきの 水(NHKひのくにYOUへ)

地蔵様の水の事を「NHKくまもと」に送りましたら5月23日、「ひのくにYOU」で放送されたそうです。

(私は、高知にいて観ることができませんでした)

「お地蔵様」の水

ここの水は、昔 里から山を越えて農作業に行く人たちの喉を潤して来た清水です。

大正14年に県道が出来てからは「古道(ふるみち)の水」といわれていました。

その後、昭和3年11月10日、昭和天皇の「御大典記念」として藤川さんが

お地蔵様を寄進なされました。そこで、何時からとはなく「お地蔵様の水」と村人は言うようになり、

皆さんに親しまれています。

道路沿いにあることからも便利で、今では魚釣りに来た人たちや近くの町からもペットボトルやポリタンクなどに入れて

持ち帰っているのを見かけます。深海(ふかみ)の住人にとっては「とっておきの水です」。


なお、旧暦の3月21日の「お大師さん」の日には、ここで藤川さんの子孫に当たる方たちが「お接待」をなさいます。

通行人には、誰にでも用意されている、おにぎり、五目飯、お茶、缶ビールなどが振舞われます。

昔ながらの、いい風習が今でも残っています。

写真① お地蔵様と清水

写真② 最近は雨が多くて水量も豊富です。


なお、ここのお地蔵様と清水の周囲を毎月掃除(ボランティア)してくださる、石山さんのおかげでいつも清潔に保たれています。

                                     天草市深海町             鶴長 研治