深海の「地蔵さん」巡り
③ 今回は下平のお地蔵さんです。
左上が県道です。2体のお地蔵さんが祀られています。
昭和七年七月十六日建設と刻まれた石があります。
建設者は右から、折口犬児・満岡○○・岡﨑○○・山角○○・宮﨑○○・とありますが、
名前のほうは風雨にさらされて石が砕れて読めません。
そこで先に紹介しました、濱石ハツヨさんに依頼して、知り合いの方に聞いていただいて
下記の通り判明しました。
折口犬児=(現在は下平にはいらっしゃいません)
満岡末吉=(現在は下平にはいらっしゃいません)
岡﨑寅松=岡﨑義孝(故人)=奥様の岡﨑ハナエさんが管理(哲ちゃんのお母さん)
山角伊之助=(現在は下平にはいらっしゃいません)
宮﨑保次=(現在は下平にはいらっしゃいません)
ここに越してこられた折口さんが井戸を掘ったら清水が湧いてきたそうです。
深さは1メートルくらい。それに感謝してお地蔵様を建造されたのだそうです。
今も右下の方からあふれた水が流れ出ていました。
小さい時に拾われた猫ちゃんも大きくなってとてもなついていました。
(情報)
ある方からの情報でここの水は保健所の検査の結果、
pH7.4で可、細菌等異常なしだったそうです。
しかし検査の前の日に哲ちゃんと幸○さんが井戸掃除をなさったために
濁りがあって水質基準に達しなかったそうです。
だから飲んでも大丈夫。とその方は言っています。
2度目の取材?の時哲ちゃんのお母さんがいらっしゃって
「今でも近所の者は利用しています。しかし、昔は水面と道路がほとんど同じ高さでしたが、
「側溝や道路の工事をしていただいたため水面との差が出来て水を汲みにくくなりました」
とのお話でした。
また、濱石さんに調べてもらったら、この右側のお地蔵さんが古い方で、
左の方が新たに造られたお地蔵さんで造られたのが昭和七年だそうです。
古い方もこの5人が発起人でしたが、昭和7年には、
すでに満岡さんと山角さんは故人となっていられたそうです。
平成18年1月30日up
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