深海地区振興会


 19年ぶりに日本人横綱が誕生し、大いに盛り上がっている相撲界。かつて、ここ牛深町深海地区には、有名な力士がいたのをご存知でしょうか。


 その名は元大関・栃光とちひかり


 昭和8年8月生まれ。中学生のとき巡業で天草を訪れた「横綱・栃錦とちにしき」を見て大相撲に憧れ、昭和27年、18歳で上京し春日野部屋に入門。20歳の若さで十両に昇進し、昭和30年3月場所では、大相撲史上初の十両15戦全勝優勝を飾り、翌5月場所で新入幕を果たしました。

 その後、昇進と降格を何度か繰り返しますが、昭和37年5月場所で柏戸かしわど大鵬たいほうの両横綱に勝利し大関に昇進しました。


 押し相撲を得意とした栃光ですが、昭和41年1月場所、横綱・柏戸との取組で右ひざを負傷。3場所連続で負け越し、大関から陥落、引退となりました。現役生活15年間で、幕内在位60場所(うち大関在位22場所)、殊勲賞3回、敢闘賞2回の受賞でした。
 引退後、年寄・千賀ノ浦を襲名し、後進の指導にあたっていましたが、昭和52年3月、43歳という短い生涯を閉じました。
  
 現役時代の土俵態度の良さや実直で礼儀正しい人柄であった栃光は、ファンや報道陣などから広く愛されていました。当時の深海中学校の生徒が描いた肖像画が今も深海地区コミュニティセンターに残っています。

栃光

▲栃光の肖像画


○問い合わせ先
深海地区振興会
Tel:0969-75-0050

キーワード: 深海
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