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高浜地区振興会


青空市と高浜ブドウの復活

天草町高浜地区の「青空市」は、地域を元気にしようと高浜地区振興会が平成208月から始めました。来年で10周年を迎えるこの青空市は、毎月第1第3日曜の早朝から開かれ、農海産物の販売をしています。1119日の青空市では、地元の窯元の出品や、「高浜ブドウ」から作られたワインの試飲会も行われ、非常に賑わいました。

11月青空市3      11月青空市2


「高浜ブドウ」は明治12年ごろに高浜地区に入ってきたと言われ、家の庭先などで広く栽培されていましたが、病気や台風などの影響で減少し、現存するのは残り一株となってしまいました。しかし、このまま「高浜ブドウ」をなくしてしまってはいけないと地区住民で試行錯誤し、今ではワインを造れるほどに復活させることができました。


 

青空市を行っている旧役場跡の近くには、国の有形登録文化財で昭和7年に与謝野鉄幹・晶子夫妻が訪れた「上田家住宅」や、和洋折衷の建物「旅館白磯」など、観光名所もたくさんあります。是非、一度お越しください。

旧上田庄屋家_縮小     旅館白磯

上田家住宅                                       旅館白磯

 

=お問い合わせ先=

高浜地区振興会

Tel0969-42-1125

 



高浜地区振興会


 天草下島の西側に位置する高浜地区は、雲仙天草国立公園内の自然環境が豊かな景勝地であり、日本の水浴場88選に県内で唯一選ばれた「白鶴浜」や、天草西海岸の海岸線が美しい地区です。
 また、江戸時代から天草陶石や高浜焼といった陶磁器で栄えてきた地区で、陶磁器産業を根付かせてきた上田家の建物「旧庄屋上田家」や、和洋折衷の昭和初期時代の館「旅館白磯」は共に国の有形文化財であり、歴史的建造物が数多く残っています。
 今回は、有形文化財の中から「旧庄屋上田家」についてご紹介します。


(旧庄屋 上田家)                                               
 天草町高浜地区の旧庄屋上田家は文化12年(1815年)に建築されました。
この上田家には、かつて庄屋が村役の主な者を集め、代官所のお触れや村法を守るよう読み聞かせたであろう大広間や、年中諸行事が幾世代も続けられて来たと伝えられる土間や庭があります。秋の収穫祝いなどもすべて庄屋家を中心に行われていました。麁木そぎはりけたを天井に横たえ、年月を物語る黒ずんだ柱や、家敷の奥、そして部屋が、遠い昔を今ここに再現しています。


 高浜村は文化11年(1814年)の七月末に、村の中心150軒余りが消失するという大火がありました。庄屋家もそのとき類焼し再建したと言われています。再建にあたって、ある程度は村人が費用を負担すべきでしたが、村の三分の一を消失したので、庄屋家から「村方困きゅうに付、私一手に普請に御座候(村が疲弊しているので、私だけで再建を行います)」と代官所に申し出ています。しかし村民は一軒に三日間の公役くやくとしての労働を義務づけられ、地ならし等を行い、今日の庄屋家は完成しました。


 上田家は屋敷の総面積3,300㎡、建物面積369㎡であり、庄屋としての格式の高い屋敷構えを今に伝えています。大きな屋根を載せる母屋には、文人趣味に彩られた数寄屋すきやの離れが増築され、与謝野晶子ら数々の文人・墨客ぼっかくが訪れています。それらを取り巻く庭園は、裏山の一部を取り込んだ大きなもので、泉水や石組で品良く構成され、サルスベリやモミジなどの大木に、この屋敷の長い歴史を見ることができます。
現存する江戸期の庄屋家は天草の歴史を知る上でも極めて貴重な存在であり、県指定文化財に登録され、平成18年には文化庁により有形文化財として上田家住宅主屋をはじめ、住宅離座敷、正門、表玄関、裏門及び塀が登録されました。


【旧庄屋上田家】

旧庄屋上田家①


旧庄屋上田家②


〓問い合せ先〓

Tel:0969-42-1111(天草支所)

    0969-42-1125(高浜地区振興会)


江戸時代から天草陶石や高浜焼といった陶磁器で栄えてきた地区で、陶磁器産業を根付かせてきた上田家の建物「旧庄屋上田家」や、和洋折衷の昭和初期時代の館「旅館白磯」は共に国登録有形文化財となった歴史的建造物が色濃く残っている地域です。


今回は、その中でも景色の美しい【十三仏】をご紹介します。


【十三仏】


天草町高浜にある「十三仏」は、昭和31年に指定された雲仙天草国立公園区域にあり、東シナ海を眺望できる景勝地です。


十三仏という地名は、近くに四国八十八ケ所の札所でもある「十三仏堂」があることから付近一帯を、十三仏と呼ぶようになったと言われています。


天草西海岸の突端にあり、天草灘の波に洗われた海食岸が発達し、断崖が切り立ったようにそびえて立つ豪壮な外観となっています。


十三仏岸壁


十三仏岸壁



十三仏からは、南に「白鶴浜」、北に「妙見浦」、遠くは「富岡半島」、長崎県の「野母崎」を望むことができます。


また、秋から冬にかけて空気の澄むこの時期は、西海岸に沈む美しい夕陽を見ることができますので、ぜひ高浜までお越しください。


十三仏からの夕日


十三仏からの夕日

 


※現在白鶴浜から十三仏に登る市道は全面通行止めとなっています。本渡方面からだと、国道389号線高浜トンネル手前を右折してお越し下さい。


【お問い合わせ先】


 高浜地区振興会事務局 TEL:0969-42-1125


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