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福連木里づくり振興会


天草町福連木には、昔、農家の子どもたちがこもり奉公に出て歌っていた子守唄が、現在も「福連木の子守唄」として歌い継がれています。福連木子守唄&童謡まつり実行委員会では、伝統ある子守唄を広め、継承していこうと「福連木子守唄&童謡まつり2017㏌天草」を開催します。皆さん、ぜひお越しください。


■と き 11月5日(日) 午前9時45分から午後3時まで
■ところ 福連木体育館(天草町)
■内 容=市内外の保育園児・小学校児童などによる童謡や踊りの披露、天草市に伝わる子守唄、童謡歌手 沖吉けいこさんのステージ、また、新作の「仮面ライダー ビルド」ショーや物産販売もあります。



前回のイベントのようす(天草小学校児童による“福連木の子守唄”の発表)

福連木子守歌&童謡まつり15


前回のイベントのようす(物販テント)

福連木子守歌&童謡まつり 物販


問い合わせ先
福連木里づくり振興会事務局
Tel:0969-45-0111

福連木里づくり振興会


 天草町福連木地区は天草下島のほぼ中央部に位置し、東は本渡地域、南は河浦地域と官山(角山(かどやま)を含む一帯)で接しており、地区内の11集落が山あいに点在しています。昔から稲作や園芸などの農業がおもな産業ですが、現在は後継者不足や有害鳥獣被害による耕作放棄地の増加が、地域のもっとも深刻な問題となっています。


 また、福連木地区では、江戸時代から福連木の子守唄が歌い継がれるなど、郷土文化が脈々と受け継がれています。今回はその郷土文化の一つである、福連木神社例大祭についてご紹介します。


○福連木神社例大祭
 福連木神社は寛永十八年(1641年)に建立され、現在の社殿は文久年間(江戸末期、1861~63年)に再建されたものです。毎年10月中旬、五穀豊穣を祈願する例大祭が開催され、笛や太鼓の囃子に合わせて、鳥毛振り、獅子舞、太鼓踊りが奉納されます。
 この太鼓踊り、獅子舞は安永年間(江戸中期、1772~1780年)より現在まで伝えられています。伝統ある郷土文化が今も息づく福連木へ、是非お越しください


福連木神社例大祭1


福連木神社例大祭2


福連木神社例大祭3




問い合わせ先
福連木里づくり振興会事務局
TEL 0969-45-0111


江戸時代の頃から福連木地区の東の山間部には、約300ヘクタールにわたり、樫の木ばかりの美しい天然林が広がっていました。


04 角山から望む官山の山々


この山は『角山』といい、地区住民の共有林であり稼ぎ山でしたが、山の樫の木が日本一の槍の柄になると知られたことから、およそ200年もの間、江戸幕府直轄の領地となりました (現在の国有林で、山々を福連木官山と称されました)

幕府の山となると同時に、『御林』、『おとめ山』といわれて地区住民は一歩も山に踏み入ることができなくなり、稼ぎ山が無くなってしまったことで苦しい生活を強いられたため、小さなかわいい娘たちまでもが子守奉公として出稼ぎに出て家計を助けました。

娘たちは異郷の地でまじめに務めましたが、夕方になって赤い夕焼け空を眺めるたびに、故郷懐かしさに「父ちゃーん、母ちゃーん」と両親を呼びながら望郷の念に駆られたのです。そんな娘たちの子守の心情を唄に託したものが『福連木の子守唄』です。


03 「福連木子守唄&童謡まつり2014in天草」の様子


現在、福連木子守唄保存会が中心となって、正調の保存・継承活動に取り組んでいるほか、地元有志により「福連木子守唄&童謡まつり」を毎年開催しながら、多くの方にPRするなど、地域が一体となって子守唄の保存継承に取り組んでいます。         

 

【問い合わせ先】

福連木里づくり振興会事務局

TEL 0969-45-0001


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