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牛深地区振興会


 牛深地区は天草市の最南端にあり、市の中心部から40㎞に位置します。北方以外は海に囲まれ、対馬暖流の影響海域であるため、気候は大変温暖です。複雑な海岸線は天然の良港であり、古くから漁業の町として栄え、現在でも県下最大の漁港基地となっています。また、江戸時代後期に海運業の中継寄港地として栄えたおり、民謡『牛深ハイヤ節』が全国へと広がりました。これが後に、ハイヤ系民謡の『阿波踊り』や『佐渡おけさ』になったと伝えられて、近年、 牛深は「ハイヤのふるさと」としても知られるようになりました。


 今回は、地域住民によります演芸祭である「やってみゅーかい演芸祭」をご紹介します。


 同演芸祭は、平成18年に牛深地区振興会が発足した年から始まり、牛深の方言を使った「いっちょ、やってみゅーかい!」というスローガンのもと、牛深の芸達者による歌や踊りなどの披露の他、牛深外からも様々なジャンルのプロをお呼びし、総勢100名の出演者によるバラエティーに富んだ、地域住民が元気になれる演芸祭として実施しております。
昨年11月に開催しました同演芸祭では「ハイヤで熊本を元気に!」「牛深に活気を!」をテーマに、4月の熊本地震の影響で開催出来なかった高校総合文化祭の出場校などをお招きし、ハイヤとともに牛深から元気を届けました。


 今年度は、平成30年2月17日(土)の開催を計画しておりますので、皆様のご来場をお待ちしております。



やってみゅーかい演芸会①


やってみゅーかい演芸会②


●お問い合わせ先
牛深地区振興会
Tel/Fax 0969-72-3222

牛深地区振興会


 牛深地区には、イタリアのレンゾ・ピアノが設計したハイヤ大橋、日本庭園が美しいうしぶか公園、熊本の加藤神社より1年早く創建された加藤神社、天候に左右されず牛深地区の貴重な資料を見学することが出来る牛深海彩館かいさいかん資料室や軍艦長良ながら記念館など、多くの観光スポットがあります。今回は、牛深地区の最南端である天附あまつけ小森地区にある烏帽子坑跡をご紹介します。


 烏帽子坑は、烏帽子瀬に作られた海底炭鉱の坑口跡です。明治30年に天草練炭株式会社が操業を始めましたが、出水が多かったため数年しか採炭されず操業を中止しています。赤土と松ヤニを混ぜて接着させたとされるアーチ型の赤レンガの坑口が特徴で、100年以上経過しても当時の姿を残しており、当時の技術力の高さを感じさせます。
この烏帽子坑は、時間によっては、西海岸に沈む夕日と一緒に見ることができます。ぜひ、皆さん、お越しいただいて、実際にご自分の目でご覧ください。素敵ですよ。


【烏帽子抗】

烏帽子坑①


烏帽子坑②


●お問い合わせ先
 牛深地区振興会
 Tel/Fax 0969-72-3222



牛深地区振興会では、「地域伝統芸能である牛深ハイヤを活かし、地域活性化を図る」を目標に掲げ、様々な活動に取り組んでいます。


 毎年4月には牛深ハイヤ祭りが開催され、市内外問わず多くの方々に楽しんでいただいているところですが、より多くの方に牛深ハイヤを知っていただくため、「ハイヤ体験交流講座」の開催やハイヤ太鼓の創作、マスコットキャラクター「ハイヤちゃん」でのPR活動などを行っています。


初めは動きのぎこちなかった参加者も、次第にリズムに合わせて楽しそうに踊るようになり、最後には「楽しかったー!」と笑顔でお話しいただきます。


 牛深ハイヤ


12月5日()6日()には「うしぶかあかね市」が開催され、タイ釣り大会や物産市など、大変なにぎわいを見せます。また6日()18時からは、酒盛りをしながらハイヤを楽しむ「座ハイヤ」も行われます(申し込みが必要です)


皆さんどうぞ牛深へお越しくださいまして、楽しいひと時をお過ごしください。


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