タイムスリップ竜馬と五十六 / 鯨 統一郎・著

タイムスリップ龍馬と五十六
天草市立中央図書館にあったので借りて昼休みに一気読み。

タイムスリップものですがSF考証にはまるで行を割いておらず、「もし太平洋戦争直前に山本五十六のもとに坂本龍馬が現れたら?」におよそ的をしぼってシンプルなエンターテイメントを作り上げてあります。同時に21世紀からも一人の歴女が五十六のもとにタイムスリップし、太平洋戦争の顛末を語る役に当ててありますが、そのキャラクター描写の中途半端なところがアニメ・ファン等には物足りなく感じるかも。

龍馬が連合艦隊司令長官になってしまうところなど幕末ヲタクなら物語に書いてみたい筋ですね。タイムスリップものを書くに当たっての「幕末・大戦前夜・現代」という三つの時代を一つに結んだ実験的執筆といえましょうか。

 

 

 

 

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