いつものように気持ちの悪いクモの巨大オブジェがお出迎え。
自家発電しているヒルズですが、やっぱりちょっと暗め?
今回のテーマは『新しいニッポンを創るために!』
竹中平蔵氏 × 米倉誠一郎氏
実は私、米倉ファンです。
インテリジェンスとちょっと痛烈なユーモア、
語り口や佇まいにもセンスが溢れていてステキです。
(今回は爆発ぶりがいまいちでしたが。)
さて、このセミナー、ざっくり要旨をまとめたいのですが、
なんせコトが大きすぎ、また明確な正解もないため(或いはたくさんあるため)美しく完結しません。
それぞれがそれぞれの立場で、消化する。という感じです。
一応、備忘録的にセミナー内で上がった項目、心に留まった事を無秩序にメモ。
◎いま、「Value of JAPAN」の危機
◎犠牲者が多く出て、不十分な問題も残してはいるが、6〜8年に一度の頻度で被害地震(一度に死者を50人以上出す地震)を経験してきている日本は、ちゃんと経験をいかし、有事に正しく機能できた。
交通、ガス、建物(東京は震度5強でも壊れなかった!)、通信、等々。
◎復興する東北を、世界から見てうらやましがられる地域に
◎TPPの判断は先送りするのではなく、経済復興の為にもTPP対応型農業を宣言してほしい
◎復興税に賛成か反対か?
よかれ、我慢すべきとの思いが国民にあるだろうが経済の原理原則に反している。
原理原則に反して情緒に流されると根本からおかしくなる。
◎復興10兆円。1ショットの支出には1ショットの調達を。
(子ども手当5.5兆円は毎年行おうとしているのに、なぜこの支出ができないか。。。)
◎1923年の関東大震災後、帝都復興院後藤新平が復興史という成功と失敗について書いた本を編纂。
それが、日本を助けてくれた諸外国への恩返しだった。
◎2011年、日本は世界で最大の援助を受ける国になる。
援助してくれた諸外国に対し、構想力を発揮して5年後、10年後、結果を示す必要がある。
◎メディアは本物の専門家を選んでいない。それが混乱を招く。メディアの責任重い。
◎グローバルサプライチェーンにおける日本の位置づけの大きさを実感。
(でも、ビジネス力が足りなかった!)
阪神淡路大震災後、神戸港が釜山にとってかわられ、その後釜山から地位を取り戻せていない。
(現在、神戸港世界49位、釜山港2位)
◎選択と集中の良い機会。
取って代わられてしまうものは捨て、唯一のもの、高付加価値のものに集中しよう。
◎日本は変わるチャンス。原発さえなければ・・・。
◎戦前と戦後の日本のパラダイムチェンジについて。
当時、井深大は37歳。盛田昭夫は24歳。本田宗一郎は39歳。
(松下幸之助は51歳。堤康次郎は51歳。)
堤康次郎は、終戦直後「皇族が土地を売りに出す。全て買い上げよう!」それがプリンスホテルになる。
◎若者はチャンス!
東電にもとってかわれる!
これを契機にどんなビジネスが構築できるか?次の時代はどうなっていくか?どうするか?
◎電力会社は必要だが、それが東電である必要はない。
電力の自由化に東電の反発。
こうなったいま、キリンや新日鉄、六本木ヒルズは自家発電し、東電に売電している。
◎ソーシャルメディアの時代を実感
この体験を今後のヒントに。
◎BOP(bottom of the pyramid。途上国の低所得者)と思っていたものが今後の最先端に?
蛍光灯より反射板。
◎復興の具体プランの決定プロセスについて
会場参加者に、福島の温泉旅館の方がおられ、「日々復興のプランを一生懸命話し合っているが、国の動きもわからないし、具体的にすすめられない。。。」の意見。
竹中氏「国が何をしてくれるかではなく、私たちにこれをやらせてくれ!と地域から声を上げ知事が発言するのが一番いい。国も動くはず。」
◎原発について
脱原発派の米倉氏に会場参加者から「30%を担っている現状、原発ゼロは非現実的」の意見。
米倉氏「消費電力を10分の1にすればいいではないか。現状と比較すべきではない。どこに向かうのかが大事。松下幸之助は、3%のコストダウンは難しいけれど、30%はできる(つまり発想の問題)と言った。諦めないで。」
実は、、、、、このセミナー、ustreamで配信されています★
お時間ある方、ご興味ある方、ご覧になってみてはいかがでしょう。
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本当に便利な時代になりました。IT技術の進化、そしてフリー経済の恩恵享受!
まだ書きたい出来事、内容があるのですが
どうやら文字数が一杯みたいなので、またあらためて…(ノ_・。)
本当にターニングポイントです。
よりよい未来の像がどんなカタチをしているのか、
それはまさにこれから創るのですから、しっかり見据えて
がんばりましょう日本!です。