ラインの話!!
ロッド、リールと来て今回はライン(釣り糸)の話。
前回もそうであったが、特に今回は個人的な思い入れが強いので「それは違うだろう!」や「へ?」と、突っ込みたくなるかもしれないが、そこは、「ふ~ん、そんな考えもあるんだ」程度に読み流していただければと思う。
ラインはロッドやリール以上に重要なタックルだと考えている。これを適当に使っていると痛い目にあう。実際、何回も後悔しているが。
なんと言っても、何メートル、何10メートル、時には何100メートル先(言過ぎ?)を泳ぐ魚と人間とをつなぐ唯一のものである。ラインが無いと釣りは出来ないが、ロッド、リールは無くても魚は釣れる。
現在主に使われているのはナイロンモノフィラメント(ナイロンライン)、フロロカーボン、PEラインと呼ばれる化学繊維を撚った撚り糸の3種類。それぞれ長所、短所があるので何が良いとは一概に言えない。実際状況に合わせて何でも使っている。
ライン選びで何が重要か?ズバリ品質と信用である。
「そんなの当たり前だ」と突っ込まれそうだが、ここで言う品質とは、「切れない」「強い」では無く、きちんと切れることである。ただし、何100メートルあるラインの、どの部分でも設定された負荷で切れること、それ以上でもなく、それ以下でもないことが理想である。
たとえば、ラインのパッケージに《12Lbテスト》や《6kg.テスト》と書かれているが、6kg.ジャストで糸が切れるかどうかなのである。IGFAやJGFAに記録申請するため?と思う人もいるかもしれないが、それは別の話である。
リールの話の中で、ドラグについて説明したが、これをどれくらいの強さに調整するかもライン強度に関係してくる。もし、6kg.で切れると思っていて、3kg.で切れたら・・・お話にならない
逆に切れなかったら、ロッドやリールが壊れるかもしれない。
信用の部分は、少し古いラインや、初めて使うメーカーのラインを使っていて、運良く大物がかかったとして、「いつ切れるかわからない」や「いまいち信用し出来ないライン」と頭をよぎったら、思いきったファイトが出来ないと思う。信用できるラインで、ドラグ調整もバッチリの状態とでは大きな違いが出てくるだろう。
たとえ、2Lbラインだろうと、30Lbラインだろうと基本は同じだと思うので、どちらの釣りも好きである。
ここまで書いてなんだが・・・
南の海のGT(ロウニンアジ)フィッシングは、個人的に例外かな?と考えている。100LB以上のラインを使い、ドラグをほとんど出さずに何10kg.ある魚を5分程度で寄せてしまうのである。ラインの強度ではなく、人間の強度の限界が早いのでは?と思ってしまう。ただし、信用の部分は重要!