宮野河内地区は、河浦町の東部に位置し、北は新和町、南は深海町と接しています。自然豊かな不知火海に面しており、タイやブリ、車エビなどの養殖が盛んです。
また、海に面する山には、デコポンなど柑橘類の栽培も行われています。このほかにも天然記念物の「貨幣石」や「ヘゴ」の自生地があるなど、自然あふれる地域です。
写真1「産島」

不知火海に浮かぶ無人島「産島」・・・周囲約5km、海抜261.7mのこの島は、なだらかなピラミッドや小さな富士山に似ており、その整った山の形から「天草富士」とも呼ばれています。
この島には、神功皇后が朝鮮に出兵された際、この島で応神天皇をご出産されたという言い伝えや、景行天皇が熊襲討伐のため九州に来られた際、女官の一人が出産されたなどの伝説があり、“産島”という島の名前の由来となっています。
また、島の北側にある産島八幡宮のそばにある湧水の池は、言い伝えられているご出産のときに「産湯(うぶゆ)」として使われたものと言われており、この池の水は普段は赤茶色く濁っていますが、手にすくえば清明で、元旦には不思議なことに透明になるとも言われています。安産・子宝にご利益があると伝えられ、遠方からの参拝者もいらっしゃっています。
そのほか、島内には歴史あふれるさまざまな史跡が存在しており、山頂には愛宕様の石碑と盃状穴の巨石や古代神殿とおぼしき石組み、産島八幡宮境内には直径80cm、厚さ約10cmの石貨などがあります。
写真2「神輿船」

毎年10月には、市の無形民俗文化財に指定されている「海を渡る祭礼(産島八幡宮例祭)」が開催されます。この祭礼は、200年以上の歴史があり、神輿が魚船に乗って海を渡る全国でもめずらしいお祭りです。今年は、10月24日(土)~25日(日)に開催されます。
ぜひ、おいでください。