天草市立天草ロザリオ館について天草キリシタンに関わる貴重な品々を集めた資料館です。
天草キリシタンたちの生活や文化などに関わる遺品などを数多く展示しています。
また、映像ホールでは、天草キリシタンの歴史や姿を映像で紹介しています。
(収容人員 80人)
施設情報
住所 〒863-2801 熊本県天草市天草町大江1749番地
電話 0969-42-5259
Fax 0969-42-5285
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敷地面積 3,467㎡
建築面積 611㎡
構造 鉄筋コンクリート平屋造り(一部2階建て)
駐車場面積 1,310㎡(大型バス5台・乗用車30台)
天草市立天草ロザリオ館概要
日本でのキリスト教布教は、天文18年(1549年) フランシス・コザビエルが鹿児島に上陸したことに始まります。
ここ天草での布教活動は、ザビエル来日から17年後の永禄9年(1566年)にルイス・デ・アルメイダにより天草の志岐、そして河内浦一帯で行われました。
天正15年(1587年)豊臣秀吉のバテレン追放令によりキリスト教の弾圧が行われ始め、更に慶長19年(1614年)、キリシタン禁教令が発布され、明治6年(1873年)に禁教令が解かれるまでの間、厳しい弾圧に耐え忍びながらもおよそ300年間、信者たちは信仰の火を守り続けたのです。
明治6年(1873年)禁教の高札が撤去され、長く苦しいキリシタン弾圧の時代が終焉をむかえました。
これにより、大江には道田嘉吉らにより天主堂が建てられ、キリシタン復活の中心となりました。
昭和8年(1933年)には、ルドビコ・F・ガルニエ神父が信者達の協力を得ながら、苦労の末、大江天主堂を建堂しました。
ガルニエ神父は天草に赴任以来50年、82歳で亡くなられるまで、故郷のフランスに帰ることなく布教のためその生涯を捧げました。
キリシタン資料館『天草ロザリオ館』は、こうした天草キリシタンに関わる貴重な資料を集めた資料館です。永禄年間から始まる天草キリシタンたちの生活や文化を如実に物語る遺品を数多く展示しています。
当館に展示した一つの遺品、一つの伝説から、改めて天草におけるキリシタンの役割や日本史におけるキリシタン文化の重要性などを感じ取っていただければ幸いです。
併設の「天草玩具資料館」では全国のおもちゃを展示
昔なつかしいおもちゃに出会えます…
天草を代表する郷土玩具の土人形や日本各地の風土や生活から生まれた玩具や遊具を集めたコーナーなどもあり、それぞれの玩具から独特の文化や人々の愛着が感じられます。