先代から四代目を継承した猿之助が本業の歌舞伎でも活躍しています。

夜の部「通し狂言獨道中五十三驛 ひとりたびごじゅうさんつぎ」です。京三条大橋より江戸日本橋までの道中、お家騒動を軸に四幕五十三場の構成で場面も役も目まぐるしく展開するなかで、猿之助が十八役の早替わりに挑み、大詰では、本当の水を使った箱根山中の滝ヶ淵の場面では客席まで水飛沫が飛ぶ勢いで、早替わりの見事さに加えて息を呑むような緊迫した舞台でした。朝早く家を出て馬喰町の問屋街での買い物を済ませたりしましたので一日中、駆け回りました。疲れましたが、楽しい一日でした。

 

市川猿之助

 

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