産島一望

 産島の全景(左奥は鹿児島県長島町、右奥は天草市牛深、キャンプ場は産島の右下)

 

  産島は神秘の島子宝の島です。

  

 産島は、天草市河浦町宮野河内上平の沖、不知火海に浮かぶ、周囲は約5キロ、海抜261.7mの無人島です。なだらかなピラミッドや小さな富士山にも似た産島は「天草富士」とも言われています。

 

 産島は応神天皇誕生の地と伝えられ、八幡宮の側には湧き出る水を、出産の時に産湯に使ったという池も残っています。水は赤茶色く濁っていますが、手にすくえば清明で、元旦には不思議に透明な池になるとか・・・?!安産・子宝の水と伝えられ、安産や子宝にと遠方からの参拝者もいらっしゃいます。

 

 

海を渡る祭礼(産島八幡宮例祭)

海を渡る祭礼4


 毎年10月の第4土日に、神輿が漁船に乗って海を渡る全国でも珍しい大祭で、200年以上の歴史があります。

 初日は、島の本宮からご神体を対岸の上平十五社宮に移す「お下り」、2日目は太鼓踊りや獅子舞などが奉納された後、大漁旗飾りの漁船十数隻で沖合を3周して産島の本宮に送る「お上り」が行われ、見物客も多く賑わいます。