1月のことになりますが、天草工業高校のN先生がお出でになりました。
じつは、生徒たちと活版印刷で使用する『活字』の鋳造をされたのです。
・・・・と、こんなに簡単に『鋳造』って言っていますが、活字に使う鉛やスズなどの金属を溶かす『容器』の作成、そして活字の『型枠』の作成から始められたのです!!!
しかも、古い文献に載っている工房の様子を描いてある絵から、容器や型枠の構造を読み解いて・・・です。
なんという熱心さでしょう!!!
その活字を印刷した紙は、プレスによって、デコボコとした手触りがある、『手作り』の暖かさにあふれていました。文字の並びも一定間隔ではなくて、でもそこがまたなんともいえず良いところでして。
天草工業高校の先生と生徒の皆さんに拍手 パチパチパチ・・・・
16世紀に同様の印刷がなされていたんですよね、かたやでは、刀や槍、火縄銃なんかを使って権力争いをしていた頃にです。
鋳造した活字の一本一本
活字を型に一個づつ入れて、周りを固定する為T字の道具を使って締め固めます。
奥の二つを組み合わせ活字を鋳造する型枠が出来ます。
手前の四角い枡に、固形の金属を入れて、熱を加え溶かします。
溶けた金属を型枠に流し込んでひとつの活字の出来上がりとなるそうです。
プリント・・・活字の隅っこが、点々になって印刷されていますが・・・いかにも 活字印刷ううう ですね。