五和町東部に位置する御領地区は、「石を投げると文化財にあたる」といわれるほどたくさんの史跡が残る、文化薫る地域です。今回は、その中でも有名な2か所を紹介します。


 


【豪商松坂屋(石本家)屋敷】天草市文化財指定


  

石本家屋敷


江戸時代、貿易などで財を成した石本家の屋敷。


石本家が全盛期を迎えたのは5代目石本平兵衛の頃で、幕府及び諸藩(薩摩藩など)への大名貸しのほか、金融・問屋・酒造など、経営は多岐にわたりました。


  広さは約1,200坪で、敷地を囲む塀には「御領石」が使用されており、まさに豪商としての繁栄の一端が伺えます。


 


「御領石」とは・・・約9万年前に起こった阿蘇山大噴火の火砕流が固まって

                    できた溶結凝灰岩。


 


 


芳證寺(ほうしょうじ)衆寮堂(しゅうりょうどう)天草市文化財指定


 修行僧の勉学や宿泊の場として使われていた衆寮堂。


建物は、ほぼ建設当時のまま残されており、国内でも数少ないと言われています。


毎年秋頃には地元小学生を対象とした寺子屋体験も開かれ、人々に親しまれています。


   

衆寮堂

 


【イベントの御案内】


 御領地区の魅力は史跡だけではありません!


地域資源の一つである竹灯ろうや石灯ろうに火を灯し、地域を幻想的な光で包み込む「御領石竹秋宵まつり」は、平成17年から開催しており、年々来場者も増え、御領地区の一大イベントとなっています。


 今年も10月24日・25日の2日間開催しますので、皆さん、ぜひご来場ください。


「第11回御領石竹秋宵まつり」


・とき=平成27年10月24日(土)午後6時~同9時


25日(日)午後6時~同8時30分


・ところ=御領門前町商店街一帯


・主な見どころ


  1. 灯りの饗宴…約5,000基の竹灯ろうと石灯ろうで、幻想的な空間を演出。

  2. 御領まっさき市(特産物バザー)…地元の新鮮な野菜やおいしい食べ物や竹灯篭などを販売します。

  3. 上中万五郎氏による昔ばなし

琴の演奏


秋宵まつりポスター

キーワード: 御領
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