地域の宝「妙見ヶ浦」
妙見ヶ浦は、昭和10年に国指定の名勝天然記念物となった、天草西海岸の代表的な景勝地です。海岸一帯は、高さ20mから80mに及ぶ断崖が連なり、大小の島が岸に接しています。
手前の大きな島には高さ20m、幅8.5mから20m、深さ50mの妙見洞門があります。
この洞門は小舟などで容易に渡ることができ、洞門は互いに交差し合った断層の海蝕洞門と鍾乳洞が垂れた奇観の部分もあります。
古語りでは、妙見ヶ浦には、浦島太郎のお墓があるという話しもありますが、訪れた旅人を感動させる風景は今も健在しています。
また、歌人、与謝野晶子も次のような詩をうたっています。
“人しばし 舟をつなげば 青玉の 光を放つ 洞門の水”
この素晴らしき景観を、ぜひ、一度ご覧にいらっしゃって下さい。