指輪を無くしました。
結婚30年の記念に買ったものです。自分の中では、人生で一番高い買い物で あったと思います。
誰を恨むわけでもなく、 ポン!と、置いていた自分を責めるべき・・・!
しょげている私に 夫の一言 「命まで、取られたわけではない。あきらめろ」
その言葉を聞いて、ふっと思いました。
私はその日、お上人のお葬式へ行きました。「友引」の日のお葬式を 私は気にしていたのです。
友引の日のお葬式は 誰かを誘うから してはいけないと。おばあちゃんに言われたことがあります。
(大昔です)今では気にする人もいないのでしょうが・・・。
父とも慕ったお上人の「すべてを大切にしなさい」という訓示とも 思えます。
娘の大学の入学式にも、息子の結婚式にも 私の手を飾った指輪でした。
なくしたショックを和らげようと 私の心理がそのように 動くのかも知れませんが、
指輪が 身代わりになったと思い 夫の言葉通り、あきらめました。
元気にいきまっしょ!!!!!