江戸時代後期、天草西海岸の大江村・﨑津村・今富村・高浜村で潜伏キリシタンが検挙される「天草崩れ」が発生しました。

取り調べの結果4ヶ村で5,205人と判明し、その翌年、島原藩は幕府と話し合った結果、キリスト教徒とは異なる「異宗」を信仰した「心得違い」をしていた者たちとして穏便に処理しています。

この「天草崩れ」の裁定について、島原藩の役人が庄屋を通じて住民に処分を言い渡した文書が「口達」です。

この「口達」の内容を記録した新資料が、江戸時代に天草の庄屋が残した「上田家文書」の中から発見されました。このような「口達」の内容を期した原資料が発見されたのは初めてのことです。

9月12日(金)から12月25日(木)まで天草ロザリオ館で展示中です。

この機会にぜひご覧ください。

口達
2025年09月12日更新