辛いですね。TVや新聞の内容をみると居たたまれない気持ちになります。

私たちは被災した方々に何もできないのか?募金くらいでしょうか、思いつくのは。

 

大地震が起きた翌日、私は東京にいました。私が所属する某合唱団と東京の合唱団とのジョイントコンサート出演の為です。こんな時に歌なんて、という気持ももちろんありました。一応予定通りに開催されましたが、終わってからもよかったのか悪かったのか答えはでません。

 

ただ、偶然ですが、プログラムが「祈り」の曲であったこと、そしてラスト曲が三善先生の「五つの童画」。絶望、絶望・・・しかしその先には「希望」を表現しているこの楽曲。どうか「祈りよ届け!」と張り裂けんばかりの気持ちで歌いました。こんな気持ちで歌ったのは初めてです。

 

お客様は余震の中、不安な思いも持ったまま、それでも会場に足を運んでくださいました。歌い終わった後のあの暖かい拍手は忘れません。遠いところ来てくださった、彩音の I 﨑先生本当にありがとうございました。お顔がみえた時、泣きそうになりました。

 

しかし所詮、自己満足ではなかったか・・・?    なんともいえない気分でここへ帰ってきましたが、会場に来てくれた埼玉の知人が言ってくれた言葉「あなたたちの歌に勇気をもらった」。そして今回のコンサート実行委員長の「人間何があっても立ち止まったらいけないよ、前に進まないとね」という言葉。心に残りました。歌は直接、被災地の皆さんに届いたわけではないけれど、祈りの心だけは伝わったと信じたいと思います。

 

練習責任者@saine

 

 

コメント(1件)
1   コンサート
ひと月たってもまだまだ一段落にもならないひどい震災には言葉もありません。東京でコンサート行くときのタクシーの運転手さんは「そんなに遠くの人達も来てコンサートされるんなら少しでも早く着けるように考えますね」と言ってくれました。歌をきいてたら他の事は忘れてました。が、終わってから指揮者の方がロビーで一生懸命「ありがとうございました」と言われてるのをみて 現実にかえり 来てよかったと思いました。きっと止めるよりやるほうが勇気がいります。でもそれまでの努力は想像つかないです。主催者の方はいろんなこと考えると大変だったでしょう合唱祭の3曲でも大変だったのに!音楽からはきっとやすらぎと勇気をもらえますよね 今度はチャリティーコンサートがあるから 心をこめて演奏したいです
キャラメルまま 2011年04月12日 04時12分11秒     

 

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