辛いですね。TVや新聞の内容をみると居たたまれない気持ちになります。
私たちは被災した方々に何もできないのか?募金くらいでしょうか、思いつくのは。
大地震が起きた翌日、私は東京にいました。私が所属する某合唱団と東京の合唱団とのジョイントコンサート出演の為です。こんな時に歌なんて、という気持ももちろんありました。一応予定通りに開催されましたが、終わってからもよかったのか悪かったのか答えはでません。
ただ、偶然ですが、プログラムが「祈り」の曲であったこと、そしてラスト曲が三善先生の「五つの童画」。絶望、絶望・・・しかしその先には「希望」を表現しているこの楽曲。どうか「祈りよ届け!」と張り裂けんばかりの気持ちで歌いました。こんな気持ちで歌ったのは初めてです。
お客様は余震の中、不安な思いも持ったまま、それでも会場に足を運んでくださいました。歌い終わった後のあの暖かい拍手は忘れません。遠いところ来てくださった、彩音の I 﨑先生本当にありがとうございました。お顔がみえた時、泣きそうになりました。
しかし所詮、自己満足ではなかったか・・・? なんともいえない気分でここへ帰ってきましたが、会場に来てくれた埼玉の知人が言ってくれた言葉「あなたたちの歌に勇気をもらった」。そして今回のコンサート実行委員長の「人間何があっても立ち止まったらいけないよ、前に進まないとね」という言葉。心に残りました。歌は直接、被災地の皆さんに届いたわけではないけれど、祈りの心だけは伝わったと信じたいと思います。
練習責任者@saine